免疫力を高めよう!がん克服のためのページ

癌の知識、治療のあれこれ、免疫力、癌と向き合うメンタリティ、イメージング、食事、最先端医療などの情報をお届けします。

癌治療 余命宣告ってどうなの?

癌治療 余命宣告ってどうなの?

f:id:immunityup:20170210165712j:plain

末期癌と診断された癌患者の方にとって余命を告げられることはとても過酷な経験です。

たいていの人はショックで頭の中が真っ白になったとよく言われます。

 

私は、ただただ告げるだけの余命宣告には基本的には大反対です。

よほど根っからのポジティブな性格でなければ、心理的にはマイナスの影響の方が強いように思います。

たしかに本人に余命を隠し続けてしまうと、本人が本当にしたかったことなどが出来なくなるということもわかります。

とはいえ、メンタル的に落ち込み治療に影響がでるという性格の人は、あらかじめ医者に余命に関しては聞きたくないと、そのことを伝えておきましょう。

医者は治療に関しては専門家ですが、心に関しては専門家ではありません。

心の相談は医者よりはカウンセラーの方が良いです。

 

余命の期間は全くあてにならない

余命を聞いてしまって辛い気持ちになってしまい自暴自棄になる人も決して少なくはありません。

癌になると半分以上の人が何らかのうつ傾向になるといわれています。

 

しかし、わたしから言わせれば余命なんてまったく気にしなくていいいです。

 

余命宣告はあくまで病院での統計データの平均です。

それも抗がん剤治療などをした人のデータが大半です。

 

抗がん剤治療をしなかった人や代替医療や放置を選択した場合などのデータは入っていません。

それに癌治療では明らかに個人差がでます。

 

余命を宣告されて落ち込む人と、開き直って明るい人とでは結果が全く違うことも珍しくありません。

余命半年といわれ何年もご健在であったり、場合によっては寛解してしまう人の話を私も実際に何人も聞いてきましたし、身近にもそういった人がいます。

 

余命を告げられた方は、余命期間をあまり真に受けないようにしてください。

余命を気にすれば体はそのように近づきます。

それでもあなたは余命を気にしますか?

 

癌が体から消えていくイメージを日々行い、癌になる前の生活習慣に問題があれば可能な範囲で調整してください。

何より心と体のバランスを保つことを最優先してください。

体力的に可能であるならば、規則正しい生活、気持ちの良い運動(体力の維持強化)、イメージング、毎日笑うなどなど、やるべきことはしっかりあります。

 

 

immunityup.hatenablog.com

 

 

 

 

 

癌を消すために必要な思考

あなたは癌を治すために毎日どんなことを思考していますか?

癌は医者任せで治すのは難しい病気です。

すべてではありませんが、癌から回復した人に多く見られるのに共通していることがあります。

それは前向きで明るい人達です。

あまりくよくよしない性格の人が圧倒的に元気になっています。

このことは何を意味しているのでしょうか?

それは体の免疫力に大きく関係しています。

明るく良く笑うことで免疫力が活性化することは研究で明らかになっています。

 

マイナス思考の刷り込みは呪い

あなたは普段からどんなことを思考し行動していますか?

 

あなたがもし病気であるならば、不安な気持ちは無理もありません。命に関わる病気であるならば尚更です。

しかしもしそれで病気が治るなら苦労はしません。

あなたはそれもよくわかっています。

 

もしあなたが今ネガティブな考えに囚われているのなら、大抵の場合それはまだ現実になってもいない将来への不安が原因です。今の目の前の事ではありません。

心配はいりません。

現実に起こっていない、架空の話。あくまで空想です。

 

1日のうちに何回も不安なことを考え続けると、心の中ではどんどんイメージが刷り込まれていきます。どんどん、どんどん育ちます。

 

1日1時間不安な気持ちでいると、1ヶ月で30時間も自分に不安を刷り込みます。

1年で360時間も不安を自分に刷り込むことに。

普段から四六時中も不安でいたら大変な時間になってしまう。。。。。。

それが病気を治すどころか悪化させてしまうことに大きく貢献するのですから。

 

こうして考えると無駄な時間だと思いませんか?

 

 

それはまさに自分で自分にマイナスの洗脳を一生懸命しているのと同じことです。

その思考は半年、さらには1年も経つと立派な呪いとなって体をむしばみます。

これほんとです。。。治る物も自分で治らなくしてしまいます。

 

潜在意識に刷り込まれたマイナスの考えは体にも症状となって表れる、そう私は考えます。

人の体は正直です。

ストレスで胃が痛くなったり、お腹を壊すくらいですからね。

 

人間のイメージの力は良くも悪くも強いと思っています。

 

気持ちを切り替える

「不安の先取り」は何の得にもなりませんから、今この瞬間からやめてしまいましょう。

不安の先取りをする人が日本人には本当に多いのです。

最悪の事態を回避したいから最悪の事態を想定するのと、不安になることは全く違います。

最悪の事態を想定して先手を打っていくことに、ネガティブな感情はそもそも必要ありません。

気持ちを落ち込ませることは事態を想定した行動ではないことをしっかり理解しましょう。

 

むしろ、ポジティブで楽しい気持ちを自分に刷り込むとどうなるのか、実験のつもりで試してほしいと思います。

 

自分はいずれ治る!どんどん良くなっている!と宣言してください。そこに理由は必要ありません。

 

気持ちを切り替えることに、マイナス思考の人は必ず理由を探します。根拠ばかりを求めていたら気持ちは切り替えられません。

 

気持ちの切り替えは、時に強引に一気にやってしまったほうが良い場合が多いです。

空を眺めたり、新鮮な空気を吸って深呼吸をし、気分を一度リフレッシュしましょう。

 

そしてこう言うのです。

自分がそう決めたのだから、体もそうなる!

 

f:id:immunityup:20160202001042j:plain

こうやって自分に良いイメージをどんどん刷り込んでいきましょう。

 

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

マザーテレサ

 

関連記事

immunityup.hatenablog.com

 

 

知ってほしい健康を保つコツ 侮ってはいけない「歯磨きの重要性」

知ってほしい健康を保つコツ 侮ってはいけない「歯磨きの重要性」

 f:id:immunityup:20170130144404j:plain

最近では、入院患者の方には歯磨きの重要性を指導する病院も増えてきています。毎日の歯磨きをしっかりして清潔な口腔環境を保つことは、健康維持や寿命にも大きく関わってきます。

 

私も毎日しっかり歯磨きをしています。それも歯科でしっかり歯磨きを学び実践しています。それはなぜかというと、歯の見た目だけでなく、健康を意識してのことです。

 

癌患者の方もしっかりとした歯磨きを心がけることで、余計な病気を未然に防ぎ、免疫力を最大限癌に集中することで、健康に大きく向かうことができます。

 

以前の記事では、癌患者の方が亡くなる要因の大半は、「癌ではなく感染症」とお伝えしました。

 歯磨きも感染症に大きく関わってくる場合があります。できるだけ感染症や余計な病気は未然に防ぎましょう。

 

 

■ずさんな歯磨きだといったいどうなる?

歯磨きがいい加減な人には時に重大な病気を引き起こすことがわかっています。

歯磨きがずさんだと、歯周病を引き起こすことが知られています。

 しかし歯周病の危険性」について理解している人は少ないような印象を私は受けています。

 

歯周病とは

歯周病とは、磨き残した歯垢プラーク)の中の細菌によって歯肉つまり歯ぐきが炎症を起こします。

そうなると次に歯を支えている歯ぐきの中の骨を溶かしていきます。

そうなると歯がグラグラしてきて、やがて歯が抜けます。

 歯周病 参考サイト:日本臨床歯周病学会

歯周病は治らない

恐ろしいのは一度歯周病になった歯ぐきは二度と治りません。

歯周病にも進行度合いがあり、進行を止めることは歯磨きなどの口腔ケアによって可能です。ですからまず自分が歯周病があるのかどうか歯科医に見てもらう必要があります。

 また高齢になって歯が抜ける最大の要因は虫歯よりも歯周病です。

 

歳を取ってきたり、たばこを吸っていて歯磨きがいいかげんな人には、歯が長くなって見えることがあります。40代の人でも、場合によっては30代の人でも歯周病によって歯が長く見える人が時々います。

 

特に下の歯が細長くなったな-という人は、歯周病の可能性が高いです。

それは歯ぐき内の骨が溶けて歯ぐきが下がるので、歯が長く見えるのです。

 

糖尿の方も歯周病になりやすいという報告もあります。糖尿病をお持ちの方もくれぐれも歯磨きはしっかり行ってください。

 

歯石も同様に菌の塊のようなものです。

歯石も歯科医にしっかり落としてもらいましょう。

しかし、歯周病の問題は歯だけではありません。

歯周病のその先にある大きな病気が問題です。

 

歯周病が引き起こす大きな病気

 狭心症心筋梗塞脳梗塞

歯周病原因菌の刺激によって血管が硬くなる動脈硬化を引き起こし易くなります。

歯周病菌によって出てくる脂肪性沈着物が血管をふさいでいきます。

それによって狭心症心筋梗塞を起こしやすくなることが最近の研究ではわかってきました。

 

誤嚥性肺炎

ずさんな歯磨きや歯周病だと口の中が非常に不衛生な状態です。

 歯垢プラーク)は細菌の集まりのようなものです。

それが常に口の中に残っています。

 

高齢者などは食事の時や唾を飲み込む時に誤って肺に少し入ってしまう時があります。

それを誤嚥(ごえん)といいます。

 

若くても時々それでむせてしまうこともありますよね。

飲み込む時に使う筋肉が高齢者だと衰えていて、誤嚥してむせたりする反射が高齢者は鈍くて気づきにくい場合もあります。

 高齢で誤嚥をしたときにそれが原因で肺炎を起こすことがあります。

 

それを「誤嚥性肺炎」といいます。

 

しかも誤嚥性肺炎は歯周病の人には高いリスクがあります。

歯周病があるとお口の中は不衛生です。非常に注意が必要です。

 

肺炎は70歳以上に多い病気です。

実にその肺炎患者の7割が誤嚥が原因によるのです。

ちまたでは肺炎球菌ワクチン接種が叫ばれていますが、それも大事なことですが、歯磨きの方がもっと重要です。

 

癌に罹っている人も特にしっかり歯磨きをしてください。可能なら歯石もしっかり歯医者で落としてください。

 

抗がん剤放射線治療をして免疫力が下がっているような人は特に肺炎などにも注意が必要です。

 

冬はインフルエンザや食中毒もあります。肺炎対策のためにも手洗い、歯磨きをしっかりとしましょう。