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盲腸を取ると大腸がんになりやすい?

盲腸を取ると大腸癌になりやすい?

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盲腸を手術した人は癌になりやすい?

そう言われてしまうと、虫垂をとったことがある人にとっては気になる言葉ですよね。

これは先日NHKの健康番組ガッテンでとりあげられていたテーマです。

 

実際に番組をご覧になった方もいるかと思います。

 

たまたま私も見ました。

私は10代の頃に虫垂炎で手術を受けていますから少し気になって途中からですが番組を見ました。

番組では虫垂炎の原因について中心に取り上げていました。

 

私としては、虫垂はもともと何の役にも立っていない臓器と思っていたので、免疫に関わる可能性を示唆されるとは思ってもいませんでした。

 

あくまでざっくりな表現ですが、番組によると虫垂は免疫細胞が多く存在しており、腸内環境にそれなりに貢献している可能性があるそうです。

しかも虫垂を手術でとって1年~3年半くらいの期間に大腸癌になる確率が2倍になるというデータがあるとのことでした。

それを過ぎれば、確率は一般的な範囲に戻るそうです。

 

ということは、普段から規則正しい生活をして、食物繊維、乳酸菌、禁酒、ストレスのない生活を心がけるだけで十分病気は防げる話のように思いました。

腸内環境を整えることは免疫力を維持し癌を抑える基本ですから。

 

しかし虫垂をとってしまうと、生涯免疫力が下がるというようなことだと困りますが、そういうことではないなら気にすることはありませんね。

 

やはり体に不要な臓器は無いのかもしれませんね。

 

www9.nhk.or.jp

 

 

 

 

 

 

いきなりですが、あなたの便は細いですか太いですか?病気のサインかも?

いきなりですが、あなたの便は細いですか太いですか?

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細い便しか出ない人、形がいびつな人は要注意です。便が太ければいいというものでもありませんが、細いのだけというのは問題がありそうです。

大腸にポリープができていて通り道をふさいでいると、便が通らなくなり細くなる場合があります。

その他に、食物繊維が不足していたり、やわらかいものばかりを食べていたり、腸の環境が悪化して、腸内細菌や腸の働き事態が悪くても便が細くなる場合もあるようです。

体質的に軟便の人は問題はあまりないかもしれませんが、いずれにせよ40歳を過ぎたら一度大腸カメラを受けたほうがよいかもしれません。

 

一般的に便は、ある程度太く(親指の太さくらい、あるいはそれより太い)バナナ型が望ましいといわれています。

あなたの子供の頃はどうだったでしょうか?

今より快便でしたか?

もしそうだとすれば、現在は若い頃よりも腸内環境が悪化していることになります。

もちろん、人間は老化していきますから、若い頃より腸内環境が悪化してもそれは自然なことではありますが。

 

いずれにせよ、普段の食生活が悪いと腸内環境が悪化し、大腸癌の因子を増やすことに繋がりかねません。

特に小腸は免疫力の多くを司る場所です。腸内環境を普段から意識した生活が健康維持には不可欠です。

 

食物繊維の重要性

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お通じを良くするために、必要不可欠で大事な食材があります。

それは食物繊維です。

食物繊維は便を太くするだけでなく、大事な働きがもう一つあります。

それは腸内環境を改善します。

便を物理的に太くするならゴボウなどの不溶性食物繊維も効果的ですが、

腸内環境の改善にはもう一つ、「水溶性食物繊維」が大きくこれに貢献するといわれています。

水溶性食物繊維は腸内環境を大きく改善するといわれている「短鎖脂肪酸の生成に役立つといわれています。

水溶性食物繊維が腸内細菌に働きかけて、短鎖脂肪酸を腸内細菌が増やす効果が報告されています。

 

短鎖脂肪酸は腸内環境改善には欠かせない成分です。まだ注目されていませんが、今後大きくクローズアップされてくる成分です。

短鎖脂肪酸は体を太り難くし、腸そのものを健康にする効果が期待されている成分です。

特に注目されているのは、過敏性腸症候群などに関連した物質である炎症性サイトカインの抑制や、癌を誘発する原因の一つといわれているβグルクロニダーゼの活性低下を促す効果があります。

 

癌患者の人の中には、腸内環境を改善することで免疫状態を健康にすることを期待して、短鎖脂肪酸を直接取り込める健康食品などを積極的に取り入れている人もいます。

バイオジェニックス食品のエコサンテ液

 

 

いずれにせよ生活習慣の乱れや、ストレスなどによって、落ちてしまった免疫力を回復させるには腸内環境の改善は必須です。

 

 

よい便を出すためにおすすめの食材

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・とろろ昆布

あくまで私の個人的経験からですが、よいお通じを取り戻すのにおすすめの食材は「とろろ昆布」です!

とろろ昆布は水溶性の食物繊維を多く含んでいます。

食事の際、ごはんのお供にとろろ昆布を食べてみてください。

これだけで、個人差はあれど、便通が変わってきます。

便がまとまりやすく、お通じも楽になります。

どうしても野菜不足で食物繊維が他に摂れない場合にも、とろろ昆布は手軽ですのでおすすめです。

お味噌汁、場合によってはインスタントラーメンに入れても意外に合います。

どうしても食物繊維がとれない時にとろろ昆布はとても手軽に利用できます。

スーパーで手軽に手に入りますので、一度お試しください。

 

参考サイト

癌克服 免疫力改善ブログ

 

 

 

こんな症状がでたら注意 大腸癌のサイン

大腸癌 トイレでわかる病気のサイン

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大腸癌は癌の中でもとても多い癌です。

厚生労働省が実施している患者調査の平成26年調査を見てみると、大腸癌の患者は約26万人となっています。

性別では男性15万人、女性11万人です。

 

 

 

癌患者全般の患者数が約160万人ですから、大腸癌の患者は癌患者のおよそ16%の人が大腸癌ということになります。

癌患者 約6人に1人が大腸癌に罹っているのです。

 

排便から判る大腸癌の症状

大腸癌はさまざま症状があり、人によって大きく異なります。

ここではよくある症状を取り上げます。

 

・腹痛

腹痛もおなかの異常を知らせるシグナルです。

大腸2㎝以上のポリープができると便が腸を通らなくなってきます。

それによって便秘や下痢、腹痛を起こす人がいます。

頻繁に腹痛を感じる人は検査をおすすめします。

 

・血便がでる

血便といっても大腸癌の場合、濁った濃い血液が出る場合が多いです。

きれいな赤色の血液の場合は痔による出血の場合が大半です。

排便後おしりを吹いたときにトイレットペーパーに赤くきれいな血がつく場合は、たいていは痔です。

過度の心配はいらないとは思いますが、出血が続くなら迷わず大腸カメラをおすすめします。

 

※きれいな血でも、痔の出血とは限らない例外もあるので、出血が何度もあるのなら検査をおすすめします。実際、私の祖父は痔と思い込んでいて直腸癌でした。それが原因で他界しております。

 

なるべく大腸カメラをしたくない、でも痔かどうかの判断をしたいという人は、肛門科を受診してください。

肛門科ではとてもスピーディーに痔の診断、直腸の診断を目視でしてもらえます。肛門科で痔と直腸の診断であれば、大抵の場合たかだか数秒程度です。

男性の場合、前立腺も触診してもらえますので直腸が肥大しているかも簡易的に調べてもらえます。

これで痔による出血かそうでないのかが簡単に診断できます。

 

※とはいえこれもあくまで痔かどうかであり、本当に大腸に問題が無いというものではありません。大腸からの出血はなくても大きくなりつつあるポリープは大腸にすでにあるかもしれません。

そこは踏まえておいてください。

  

・便が細くなる

細い便しか出なくなった場合、大腸癌もしくは腸内に大きなポリープができている場合があります。

ただ、基本的に柔らかい便は細くなる傾向にあります。食物繊維が不足気味の人も便が細くなる傾向にあります。

普段と違ってきた、あるいは明らかに細い便しかでないのであれば一度大腸カメラをおすすめします。

 

実際にあった話

脅かすつもりはないのですが、実際私の知り合いで便が細くなったということで、大腸カメラで診断を受けた人がいます。

その人の検査の結果は、大腸癌のステージ4と診断されました。。。。ステージ4ですので多臓器に転移ということです。

現在も元気ではおられますが、寛解にはいたっていません。治療中です。

 

特に他の症状は無く、便が細くなっただけでも時に、ステージ4まで癌が進んでいる場合もあります。

便の太さが小指の太さ程度の便しか出ないような人は大腸カメラの検査をしたほうが良いと思います。

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  ・急に便秘になった

今まで便秘になったことの無い人が、急に便秘になりなかなか便が出ない場合も大腸癌の可能性があります。

大腸にできたポリープが腸の通り道をふさいでいる可能性があります。

運度不足やストレスなどの心当たりが無いのであればやはり早急な検査をおすすめします。

 

・下痢が続く、下痢と便秘を繰り返す

下痢が続く人、下痢と便秘を繰り返す人も大腸癌の可能性がないとはいえません。自律神経が乱れている人にも多く見られるこの症状ですが、大腸癌になった人にもよく見られる症状です。

若い頃から持っている症状の場合は自律神経系が原因かもしれませんが、そうでない場合はやはり検査をおすすめします。

 

まとめ

出血、便が細い、下痢や便秘が頻繁にあるのなら、一度は大腸カメラを受けてください。大腸癌は幸い早期であれば、ほぼ完治する癌です。癌の中ではかなり治癒率の高い癌です。ステージ2以下なら楽勝といっても過言ではありません。

 

定期的な大腸検査をしていれば早期診断に大きく貢献します。

40歳を過ぎた方は一度大腸カメラの検査をしてください。

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