体温を上げて免疫力を上げる
前回は体温が下がると免疫力が下がり、体温をあげると免疫力があがるという話をテーマとして取り上げました。
今日は体温を上げると免疫力があがるという観点から、その具体的な方法について
3回に分けてお伝えしたいと思います。
体温を上げる3つの方法 その1
▇入浴(入浴の仕方が重要)
お風呂に入れば当然体温が上昇します。
ただ入浴の仕方が重要なのです。免疫力を上げることを目的に且つ健康のためを考えた入浴方法ですが、おすすめなのはお湯の温度が38度~39度くらいのややぬるめもしくはやや暖かめのお湯に入ってください。
半身浴なら長めに、そうでないなら額に汗ばむほどの入浴で結構です。通常はそれだけです。
ここからがポイントなのですが、3日から4日に一回の頻度で以下の入浴方法を取り入れてください。
半身浴の必要はありません。
※ただし高血圧の方は、熱めのお湯自体がよくないのでこの方法は控えてください。
お湯の温度は高めの40度から41度。しっかり1分30秒~2分ほどお湯につかって、そのあと、湯船から1分ほど出てください。
湯船に2分、湯船から出て1分。それを1セットしましょう。
それを可能なら4回~5回ほど繰り返してください。
▇入浴の目的
この入浴方法の目的は、しっかり体温を上昇させることと、ヒートショックプロテイン(熱ショックタンパク質)を体からしっかり分泌させることに目的があります。
ヒートショックプロテイン(熱ショックタンパク質)とは、体が熱をうけて、ある種の熱ストレスを感じると発現する物質です。
簡単に云えば、体の細胞の修復をしてくれる物質です。肌荒れや皮膚のしみ、しわの予防、傷ついた細胞の修復をするわけですから、癌予防にも効果あると考えられています。
研究によると、ヒートショッププロテインは熱ストレスをうけてから二日後くらいが体内の量がピークになるようです。
スポーツ選手には、それを計算して入浴をする方もいるそうです。
この入浴方法はわたしも週に1回ほど実践しています。
体温を上げて回復力も高めるおすすめの方法です。
注意点
毎日熱いお風呂に入っている方は暑さに対してストレスを感じないので効果があまりありません。ぬる目のお風呂に普段から入り慣れる必要があります。
できる方のみ実践してみてください。