免疫力を高めよう!がん克服のためのページ

癌の知識、治療のあれこれ、免疫力、癌と向き合うメンタリティ、イメージング、食事、最先端医療などの情報をお届けします。

癌治療 メンタルの状態が治療に影響する

あなたはポジティブですか?ネガティブですか?

癌治療において、落ち込んでいる人より、前向きな人の方が明らかに治療成績が良い。

これは厳然たる事実だと思います。癌患者のおよそ半数はうつ状態になるといわれています。

それは治療においてやはり放っておけないマイナス要素です。

 

私の知る限り、私がカウンセリングした患者さんの中で、前向きな患者の人はとても予後が良く、余命3年と宣告された人でも5年以上経っても元気に生活されている人を少なからず見ます。癌が不思議と消えた人、癌と共存している人もいます。

 

以前カウンセリングした大腸癌の患者さんで、ステージ3でリンパ節転移がある人でも、外科的手術のみで抗がん剤は拒否した方がいました。その人は5年経過後もマーカー値も正常で、今も元気で健康的な状態でおられる人もいるわけです。担当医は何度も不思議がっていたそうです。患者が良くなって不思議がる医者がいるのかとある意味呆れますが。。。

それほど医者から見ると不思議な症例だったのでしょうか。

抗がん剤を打つなと言いたいわけではありません。抗がん剤はケースバイケースです。

抗がん剤についてまた別の機会にお話したいと思います。

 

この患者さんは、私から言わせれば、外科的切除はしてますから体内から癌細胞は著しく減り、抗がん剤を打たなかったことで自分の細胞がダメージを受けなかった。それによりメンタルや生活習慣を改善し腸内環境なども良くなり体調が整った。結果しっかり調子が良くなった。

理屈としてはそんな感じでしょうか。あくまで憶測ではありますが、的外れとまでもいかないとも思います。

 

大腸癌はステージ3でも元気に回復している人を私は何人も見ています。

大腸癌は予後も比較的良い癌です。癌の中でも女性に非常に多い癌ですが、ステージが進んでいても他の癌よりも治療成績がよいです。

ステージ2以下ならほぼ治ります。

 

とはいえ中にはステージが2でも転移する人もいますし、逆にすぐ再発する人もいます。

治る人と治らない人、あるいは再発する人の差、これは癌の種類や本人のもともとの免疫力、場合によっては遺伝子レベルの状態まで原理が解明されてこないと、正確なことは解らないことかもしれませんので、一概にこれが絶対だとは言い切れません。

しかし再発した人をみるとはっきり解るのはメンタリティがあまりよろしくない人が多いように思います。もちろん癌腫によりけりでもあるので例外もありますが。

 

繰り返しますが、癌種や体調にもよりますが、予後が悪い、あるいは再発が早い人に多いのは、ネガティブな思考の強い人ほど、病気がより進行してしまう傾向が強いと個人的には感じます。

 

くどくどと話してきましたが、気持ちがそれほど免疫力に影響するということです。

 

不安は消せないのは仕方ないです。命に危険があるのですから当然ですし、自然なことです。告知を受けて恐怖を通り越して頭が真っ白になった方も多いことでしょう。

私も不安や恐怖を無くせとはいいません。

ただ事実として不安だけだと治り難いです。

 

ですから希望を持つこと、治ると思うことが月並みな言い方ですがとても大事です。

むしろ「私はきっと治る」と思うより「私はもう治りかけている」とイメージし続ける方がリアリティがあって良いかもしれません。

「私は治る」と思う場合、心の底からそう思えられれば良いのですが、本当に治るのだろうかと結果ばかりを意識してしまうと、不安ばかりにフォーカスしてしまいがちです。

だから「私はもう治りかけている、だからOK」と思う方がより前向きになりやすいと思います。心配性より楽観的な人の方が予後が良いのです。

いずれにせよ、良い意味で自分を騙していくことができると治療成績も免疫力も上がっていきます。これもまた事実です。

 

毎日自分の中にある免疫細胞達が、がん細胞を食べていくようなイメージを持ち続けてほしいと思います。

体がどんどん元気なっていくイメージを持ってほしいです。

治療のやり方は医者が決めます。

しかし在り方は医者の仕事ではありません。

在り方は自分で決めるものです。

他人任せにしないで是非自分でできる良いイメージをしてほしいです。

 

「病人」を、気持ちの上であえて辞めてみる。そう在り方を決めてみる。

体はそれに合わせようと動き始めます。

私はそう確信しています。

 

自分で病人にどっぷりなりきるのはやめましょうよ。