大腸癌 内視鏡は2㎝が境目
大腸癌が日本人に多くなっています。
先日、歌手の財津和夫さんが大腸癌に罹っていると発表がありました。
さらっと記事を読んだだけなので詳細はわかりませんが、財津和夫さんの場合は、腸閉塞を発症しその検査の結果大腸癌ということが判明したようです。
となると、財津さんの場合は大腸ポリープが大きくなってしまい腸をふさいでしまった可能性が一番高いと思います。
おそらく検査を受けるまでは、便通の調子が悪かったり、時々痛みが走ったりすることが頻繁にあったかもしれません。
痛みは無くとも、細い便しか出なくなっていたなんてこともあったかも知れませんね。
私の知人にも大腸癌になった方が数人いますが、そのうちの一人の場合は全く痛みはなく、便通が細いということで大腸検査を受診し、まさかのステージ4の大腸癌と診断さました。
1年以上おなかの痛みを放置して肝臓にまで転移してしまった方もいます。
ときおりこうした強い症状がなくてもステージ4を宣告される場合があるので少し気をつけたいところです。
とはいえ多臓器転移さえなければ、大腸癌は癌の中でも比較的対処しやすい癌です。
財津さんの回復を心より願っております。
大腸癌は早めの検査によって8割は楽勝
とはいえ、大腸癌は定期的な大腸カメラをやることで格段に怖さが少なくなる癌です。
腸の表層にできる浸潤タイプの大腸癌はさすがに悪性度が高いのですが、大腸癌患者の8割は腫瘍タイプの癌です。いわゆる大腸ポリープのタイプです。
そのタイプであるならば大腸カメラで簡単に切除することができます。
ただし内視鏡でポリープを取るにも、取れる大きさには限界があるので、早ければ早いほど良いということなんです。
内視鏡で切除できる腫瘍の大きさは2センチ強くらいまで
今現在の技術では、ポリープが2センチを超えると切除が難しくなります。
腸の内径の大きさにもよるかもしれませんので、断定まではできませんが。
良性悪性関係なく単純にポリープの大きさの問題です。
その場合は本格的な手術ということになるのでとにかく面倒です。
それは避けたいですよね。
ポリープの大きさが3㎝になってくるとほぼ手術で間違いないでしょう。そうなってしまうと、全身麻酔や手術で受ける体へのダメージも大きくなってしまいます。
腸を切除すれば、後々に腸が癒着をおこしやすく痛みが出る場合もあります。
大腸を切除すると腸が短くなるためにお通じにも弊害で出る場合があります。
いきなり便意を催したりして、外食をしても常にトイレの事が気になってしまう人もいます。
ポリープが小さいうちなら大腸カメラで簡単に痛みも無く切除できてしまうことを考えると随分な差になってしまいますね。
ですから定期的に大腸カメラで検査をすることは重要ですね。
特にお酒をよく飲まれる方や煙草を吸われる方などはポリープが出来やすい傾向にあるので症状が無い今のうちの検査をおすすめします。
飲酒で顔がすぐに赤くなる人は、アルコールの影響で格段に癌になりやすくなるタイプなので要注意ですよ。活性酸素は要注意です。
大腸カメラなら検査は半日かからないです。
手術のことを思えば簡単な話です。
何事も日頃の心がけがトラブルを少なくします。
わたしも前回大腸検査を受けてから5年が経とうとしているので、今年は検査を受けようと思います!