近い将来に癌は撲滅できる?待望の最新がん代替療法
昨年話題となった画期的ながん治療法「近赤外光線免疫療法」
今年に入って、アメリカでの臨床段階の大詰めに入っているとされるこの治療法。
私がいま、最も期待している最新のがん治療法です。昨年大変話題になったので、ご存知の方も多いと思います。
ご存じない方のために今日はこの治療法について少しお話します。
近赤外光線免疫療法とは
この療法は米国立がん研究所の小林久隆主任研究員が開発した画期的な癌治療法です。
この治療法はこれまでの標準治療とはまったく違うアプローチで癌を治療します。
すご~くシンプルにわかりやすく説明します。
まず癌細胞にだけ結合する特殊な抗体を注射して体に入れます。
癌にこの抗体が結合したら、近赤外線を照射します。
そうすると、特殊な抗体が結合した癌細胞だけが破壊されます。
ざっくりとこんな感じです。
この治療法が凄いのは、副作用が殆ど無いということなのです。
癌治療には何かと体や精神に負担となることが多いのですが、この治療はダメージが殆ど無いのが画期的です。
しかも驚きなのは、近赤外線の照射で全身の癌の8割以上は治療できるそうです。
ただ3cmを超える大きな腫瘍に関しては、光ファイバーを体に入れて患部を内側から照射できれば治療が可能だとのこと。
しかもこの治療装置が数百万円程度と、他の重粒子線治療気や放射線治療気と比べて圧倒的に安い。
数十年の歳月をかけて開発されてきた技術ですので、治療の料金がどうなるのかも気になるところです。
安直ではありますが、機材のコストが安ければ普及が進み、普及が進めば治療費が安くなるのは自然の理。
仮に治療費が少々高額でも、治療効果が圧倒的であれば、効果が殆ど期待できない高額な抗がん剤や、体にダメージが残る手術にかかる費用や入院のことを思えば納得もできます。
そうなるとますます期待が高まってしまいますね。
がん予防も可能か?
私がこの治療法が優れていると感じることは、血流に乗っているかもしれない目に見えなく、小さく微細な癌細胞を破壊することができる可能性があることです。
癌は遠隔転移します。
腫瘍を取り除いても安心はできません。その場しのぎです。
体調を改善しなければいずれ転移することが多いのです。
微細な癌細胞が集まれば、どこかの臓器に新たに発現します。
特に転移の多い肺や肝臓などは治療が難しい場所です。
この治療なら転移を未然に防ぐことすら可能になるかもしれません。今は治療医学だけでなく、予防医学の時代に入っています。
まさに近赤外光線免疫療法は、癌治療、癌予防にも応用できそうな革新的な技術です。
アメリカでの研究開発なので、日本と違いとてもスピーディーに行われているでしょうが、この技術が私たちのもとに普及するのはまだ少し先になりそうです。
目標としては2~3年後とのことです。
実際はそれより遅くなると思います。
とはいえ現在すでに臨床段階に入っているので、この治療法がリリースされると世界は激変するかもしれません。
現在癌と戦っておられる方のためにも、一刻も早く普及させていただきたい治療法です。
ぜひとも変な圧力などで普及が妨げられないことを切に願います。
さすがに米国立がん研究所がやっていることなので、大丈夫かと思いますが、日本にいつ普及するのかという点で見ると、少しかかりそうなので、できるだけ急いでほしいところです。
それと同時に、かつて結核が不治の病とされ、ペニシリンの登場によって現代では結核は完治できるものとなりました。
癌も近い将来、簡単に治る病気となっていくような予感を強く感じさせる画期的な治療法です。
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