表情が免疫力に影響する
今日は人の表情と免疫についてお話したいと思います。
あなたの普段の何気ない時の表情はどんな顔をしていますか?
だれでも自分のニュートラルな状態の顔は知らないものです。
自分の顔は鏡で見ないとわかりませんからね。
どうですか?知っていますか?
しかめっ面、への字口、うつむき加減、眉間にしわを寄せていませんか?
周りの人に一度確認してみてください。
表情は普段の自分の状態を如実に表します。
そしてとても免疫力に影響していると私は考えます。
あなたは最近、大笑いしたことがありますか?
昨日は1回でも笑いましたか?今日はどうですか?
もしそうでないなら、良くありませんね~。
人は大きな悩みを抱えてしまうと笑えません。
いま抱えている悩みを解決できるのなら、それを解決すればよいのですが、何か重大な悩みですぐに解決でそうでないのなら、しっかりと気持ちを切り替える技術が必要です。気持ちの切り替え方についてはまた別の機会に。
話を笑いに戻しますが、笑いは心と体の健康にとって非常に重要です。
笑いは免疫力をぐっと高めます。普段からニコニコしている人がたまにいますね。
そういった方はとても良い傾向にあります。笑顔は健康維持に欠かせません。
笑顔よりもさらに効果が期待できることは大笑いすることです。
大笑いすることでナチュラルキラー細胞が活性化することはよく知られています。
大阪国際がんセンターでは、お笑いの吉本興業との連携で、笑いと免疫力の研究にも力を入れているということで最近話題になりました。
特に大笑いをすると、人によっては通常時の5倍のNK細胞の活性がみられた人もいるくらいです。大笑いをすればするほど、白血球は元気になります。
その後の免疫力の活性は人によっては数時間続く人もいるそうです。
すごいですね。
しかし裏を返せば、落ち込んだりストレスを抱えていると、その逆を引き起こしますので思い煩うことは極力さけたいものです。思い煩っても何も解決しませんからね。
悩んでも本当に解決はできません。逆効果でしかありません。
歳を取るほど笑えなくなる
高齢者ほど笑わない傾向が強いようです。
小学生では1日に200~300回笑うそうですが、高齢者は1日数回しか笑わない人が多いそうです。この差は歴然としています。
その理由についてはまだ詳細な仕組みはわかっていません。
科学的な根拠はともかく、私の単純な想像ですが高齢者になってくると人生経験も豊富ですし、刺激に対しても鈍感になり感受性が衰えてきます。人に多く会う人は高齢者でもそれなにり笑う傾向にありますが、家に籠りがちであったり、友人や顔見知りが少ない方は笑顔は格段に少なくなるようです。
笑いが少ない人ほど病気になりやすく、痴呆にもなりやすいといった情報もあります。
普段の生活で笑いが少ないと思う人は自分が笑える何かを見つけて下さい。
猫背だったり、下を向きがちな人は姿勢を正し少し視点を上向きにしましょう。
そして顔の口角を上げる(つくり笑顔)だけでも気持ちが軽くなり、免疫力が少し上がることもわかっています。
今この瞬間に、歯を見せるようにつくり笑顔をしながらこの記事を読みすすめていきましょうか。
どうですか?
なんとなく気持ちが少し上向きになりませんか?
口角を上げると脳が笑っていると勘違いして免疫力が少しあがるようです。しかめっ面が習慣になっている人は、お風呂に入っている時でも良いので、ぜひ口角を上げる練習をしてください。
人間は心の生き物です。
いくら食べ物や薬、治療法など外部に活路を求めても、心が乱れていては治る病気も治りません。病気を治すのは医者や治療法だけでは不十分です。
癌の場合、今現在の医療技術では結局のところ免疫力に頼る部分が圧倒的に多いのです。病気は自分が主体的に考え行動して、初めて治るものと私は確信しています。
そういう私も最近、大笑いはちょっと少ないです。
1日一回は大笑いできるようしたいものですね。
参考サイト