いきなりですが、あなたの便は細いですか太いですか?
細い便しか出ない人、形がいびつな人は要注意です。便が太ければいいというものでもありませんが、細いのだけというのは問題がありそうです。
大腸にポリープができていて通り道をふさいでいると、便が通らなくなり細くなる場合があります。
その他に、食物繊維が不足していたり、やわらかいものばかりを食べていたり、腸の環境が悪化して、腸内細菌や腸の働き事態が悪くても便が細くなる場合もあるようです。
体質的に軟便の人は問題はあまりないかもしれませんが、いずれにせよ40歳を過ぎたら一度大腸カメラを受けたほうがよいかもしれません。
一般的に便は、ある程度太く(親指の太さくらい、あるいはそれより太い)バナナ型が望ましいといわれています。
あなたの子供の頃はどうだったでしょうか?
今より快便でしたか?
もしそうだとすれば、現在は若い頃よりも腸内環境が悪化していることになります。
もちろん、人間は老化していきますから、若い頃より腸内環境が悪化してもそれは自然なことではありますが。
いずれにせよ、普段の食生活が悪いと腸内環境が悪化し、大腸癌の因子を増やすことに繋がりかねません。
特に小腸は免疫力の多くを司る場所です。腸内環境を普段から意識した生活が健康維持には不可欠です。
食物繊維の重要性
お通じを良くするために、必要不可欠で大事な食材があります。
それは食物繊維です。
食物繊維は便を太くするだけでなく、大事な働きがもう一つあります。
それは腸内環境を改善します。
便を物理的に太くするならゴボウなどの不溶性食物繊維も効果的ですが、
腸内環境の改善にはもう一つ、「水溶性食物繊維」が大きくこれに貢献するといわれています。
水溶性食物繊維は腸内環境を大きく改善するといわれている「短鎖脂肪酸」の生成に役立つといわれています。
水溶性食物繊維が腸内細菌に働きかけて、短鎖脂肪酸を腸内細菌が増やす効果が報告されています。
短鎖脂肪酸は腸内環境改善には欠かせない成分です。まだ注目されていませんが、今後大きくクローズアップされてくる成分です。
短鎖脂肪酸は体を太り難くし、腸そのものを健康にする効果が期待されている成分です。
特に注目されているのは、過敏性腸症候群などに関連した物質である炎症性サイトカインの抑制や、癌を誘発する原因の一つといわれているβグルクロニダーゼの活性低下を促す効果があります。
癌患者の人の中には、腸内環境を改善することで免疫状態を健康にすることを期待して、短鎖脂肪酸を直接取り込める健康食品などを積極的に取り入れている人もいます。
いずれにせよ生活習慣の乱れや、ストレスなどによって、落ちてしまった免疫力を回復させるには腸内環境の改善は必須です。
よい便を出すためにおすすめの食材
・とろろ昆布
あくまで私の個人的経験からですが、よいお通じを取り戻すのにおすすめの食材は「とろろ昆布」です!
とろろ昆布は水溶性の食物繊維を多く含んでいます。
食事の際、ごはんのお供にとろろ昆布を食べてみてください。
これだけで、個人差はあれど、便通が変わってきます。
便がまとまりやすく、お通じも楽になります。
どうしても野菜不足で食物繊維が他に摂れない場合にも、とろろ昆布は手軽ですのでおすすめです。
お味噌汁、場合によってはインスタントラーメンに入れても意外に合います。
どうしても食物繊維がとれない時にとろろ昆布はとても手軽に利用できます。
スーパーで手軽に手に入りますので、一度お試しください。
参考サイト