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膵臓癌の原因を食生活からチェック!初期症状は便の色でわかるのか?

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がんの中でも治りにくいとされている膵臓癌。膵臓癌は食生活から何か原因のようなものがあるのでしょうか。

そして膵臓癌の初期症状として便の色から何か分かることがあるのでしょうか。今日は膵臓癌の原因や初期症状と便の色などについてフォーカスしてみたいと思います。

 

膵臓癌は食生活に原因はあるのか?

膵臓癌は60歳頃から増え、高齢になるほど罹患率が高くなるがんです。男性では年間で10万人あたりで約29.1人の人が罹患し、女性では年間で10万人あたりで約25.5人罹患する癌です。

男性の方が膵臓癌に罹る人が多い傾向にあります。がんの中でも非常に治りにくいといわれている膵臓癌ですが、膵臓癌の原因にはどのような要素があるのでしょうか。

膵臓癌のリスク因子

膵臓癌の発生する要因には以下の要素が影響しやすいといわれています。

  • 慢性膵炎がある
  • 糖尿病に罹っている
  • 血縁に膵臓癌経験者がいる
  • 肥満
  • 喫煙

 

この中の要素で生活習慣や食生活に原因がありそうなものは、血縁に膵臓癌経験者がいること以外となります。

慢性膵炎になったりなっている人は膵臓癌に罹りやすいことがわかっています。過度な飲酒は膵臓に負担がかかり注意が必要です。

糖尿病に関しても、遺伝からのⅠ型糖尿病は仕方がないのですが、生活習慣の乱れからくるⅡ型糖尿病に関しては食生活や運動などに気を配ることで予防できる要素です。

肥満も同様に食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足などが影響しています。喫煙も、膵臓癌に関して科学的根拠によって影響があることがわかっています。

喫煙と膵臓癌のリスク関係は、世界中からの報告がなされており、発がん性の分類として喫煙と膵臓癌の関わりは日本でも確実であるという結論がなされています。

ですので過度の飲酒や喫煙はかなり危険ですので早めの段階から禁煙など対策をしておくことが非常に重要です。

参考:国立がん研究センター

参考:国立がん研究センター 社会と健康研究センター

科学的根拠に基づく 膵癌診療ガイドライン2009年度版

 

食生活で膵臓癌に気をつけることは?

食べ過ぎ飲み過ぎに注意!

食生活で膵臓癌の原因となるものは特定の食材というよりも、食生活の習慣が影響するようです。肥満や糖尿は膵臓癌になりやすいという根拠からも、過食は非常に危険です。

あなたは毎食、お腹が満腹になるまで食事をされますか?もしそうなら腹八分にするように心がけることが膵臓癌予防に繋がる可能性が高くなります。当然、飲酒も同様にある程度制限をしなければいけません。

油っこいものを控える!

油っこいものも膵臓に負担をかけますし肥満にも繋がります。高カロリー食ばかりを食べている人も膵臓癌に罹るリスクが高くなるので注意が必要です。

甘いものの食べ過ぎも注意!

スイーツの食べ過ぎもインスリンの分泌を過剰にさせてしまいます。それは膵臓には負担です。お砂糖は中性脂肪も高くしますし、インスリンも過剰に分泌させてしまうので、長期的には膵臓癌のリスクを高める可能性があります。

単水化物の食べ過ぎも注意!

お米や麺類、パンなどの食べ過ぎも血糖値が高くなります。適量を心がけるように注意しましょう。食べ過ぎにはやはり注意です。

適度な運動を心がける!

運動を定期的に行っている人は、そうでない人と比べて癌に罹る率が低いことが統計データで示されつつあります。

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適度な運動は複数の癌に関して優位な発生低下が確認されています。

膵臓癌の原因は食生活の乱れの影響が大きい!

遺伝が原因という可能性もありますが、できることとしては特定の食材がどうこうではなく、バランスの良い食生活が膵臓癌だけでなく、他の癌にも影響があるという考えかたで間違いなさそうです。

国立がん研究センターでも、バランスの良い食生活ががん予防方に有効であることを示唆しています。

  • 喫煙(副流煙も注意)
  • 飲酒(飲みすぎない)
  • 食生活(バランス)
  • 運動(適度に)
  • 体型(適正範囲にする)
  • 感染(肝炎ウイルスやピロリ菌)

これらのことは膵臓癌の発生原因に大きく影響していきます。膵臓癌の発生が高齢になると増えてくるというのは、加齢だけではないということです。癌に罹らないに越したことはないので、一度しっかりと食生活を見直してみてはいかがでしょうか。

 参考:国立がん研究センター 日本人のためのがん予防法

膵臓癌の初期症状と便の色の関係はあるのか?

 膵臓癌の初期症状で便の色は関係があるのでしょうか。初期症状として膵臓癌の影響で便の色が変わるということはないようです。

膵臓癌は初期症状が非常に出にくい癌としても有名です。膵臓癌の予後が悪い理由にも、この初期症状が出にくく、かなり進行してから発見されることも原因となっています。

便の色が膵臓癌の影響で変わるかどうかに関しては、かなり膵臓癌が進行した場合には、便の色が白くなることがあるようです。これは膵臓癌の影響で胆管が圧迫されて胆汁の通り道が塞がれてくるために、便の色が白い状態になるそうです。

白い便が出るからといっても直ちに膵臓癌とは限りません。バリウムの影響という場合も便の色が白くなりますし、消化不良を起こしたときや、胆嚢の異常などでも便の色が白くなることがあります。

便の色が白い場合に考えられること

  • 消化不良
  • バリウム
  • ウイルス感染
  • 急性肝炎
  • 胆石
  • 胆管がん
  • 膵臓癌
  • 先天性胆管拡張症

 消化不良やバリウムなら大した問題はありませんが、肝炎や他の癌の可能性もあるので、バリウムの影響とはっきりわかっている場合以外は、病院で一度診てもらったほうがよいでしょう。

便の色は身体からのサインです。特に大きな病気が隠れていることがあるので、便の色は毎日しっかり確認をするようにしてください。

膵臓癌に関しては大半の人は初期症状はないそうです。便の色も初期症状としてはほぼ変わらないそうなので、膵臓癌の早期の判断材料に便の色はなりませんので注意してください。

まとめ

  • 膵臓癌の食生活からの原因で食べ過ぎ飲み過ぎは要注意!
  • 膵臓癌は喫煙や過度の飲酒が影響する。
  • 膵臓癌の初期症状は便の色ではわからない。
  • 膵臓癌が進行すると胆汁に影響が出てから便の色が白くなることがある。
  • 膵臓癌予防としてバランスのよい食事や適度な運動は調査からも有効。

膵臓癌の原因は食生活としては、他の癌と同様に暴飲暴食は要注意ということです。糖尿病は様々な病気に影響をしますので、血糖値なども適度にチェックすることが大切です。

健康診断でも発見が非常に難しいのが膵臓癌ですので、普段から生活習慣、食生活の改善は一見地味ですが家庭でできる最大の予防法となりそうです。

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