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社会や他人は『天気』のようなもの!ストレスをどうすれば消したり無くすことができるのか?

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あなたはストレスを抱えていますか?ストレスを抱えているとすればどう付き合っていますか?今日は多くの人が陥りやすいストレスの問題やそれを解消するために必要なことについて注目してみたいと思います。

社会や他人は所詮は天気のようなもの!

【ストレスの毎日】=【自分らしく生きてない】と私は考えます。

人はストレスを抱え続けていると病気になります。それは精神的にも肉体的にも同じです。ストレスは嫌ですよね。誰でもストレスを多かれ少なかれ感じながら生活していますよね。

もちろん中にはストレスフリーの生活を実現されている人も少なからずいるとは思います。しかし、人間はいろいろな性格を持った人が関わり合って生きています。環境も違えば考え方も違います。

仕事が忙しい人、仕事でプレッシャーを受けている人、人間関係が上手くいっていない人、病気を治療している人、誰かを支えなければいけない人、性格がひねくれている人、真面目過ぎる人などなど、いろんな人が、その人なりの理由でストレスを感じています。

社会や他人は天気と同じようなものと私は常に考えています。たとえば、社会情勢について考えてみましょう。社会情勢は常に目まぐるしく変化しています。毎日が変化の連続です。社会情勢をあなた1人で変えようとしてもとても出来ません。

そして人を見てみましょう。人は考え方がそれぞれ違い、良い人もいれば悪い人もいる。親切な人もいれば不親切な人もいる。不幸な人もいれば幸福な人もいますね。人は皆自分の信念で生きています。信念にも良い信念もあれば悪い信念もあります。人によいものと映ろうが悪いものと映ろうが、人は結局自分にとっての善を信じて生きています。

自分にとって良い社会環境や良い人ばかりと関わることは幸せなことです。しかしそればかりでもないのが現実です。それにまともにぶつかっていては体がもちません。それはつまり天気を自分の力で変えようとしていることと同じです。

あなたは雨が降るなか徒歩でどこかへ出かけなければいけない場合、どのような準備をしますか?当然、傘をさすかレインコートなどを使いますよね?台風が来ればどうしますか?台風に立ち向かいますか?まさかそんなことはできませんよね。

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出典:https://www.pakutaso.com/

社会や他人は天気と同じで、こちらからは相手を変えることはほぼ不可能なのです。つまりこちらが常に対応しなければいけません。天気はどう抗っても変えられない。であれば、こちらが変わるしかありません。

どれだけ相手を力で変えようとしても難しいのです。ストレスを消したり減らすには自分の考え方や生き方に間違いがないのか今一度確認をし、調整をすることが必須なのです。

変えられないものを変えようとしても疲れます。自分が変わったほうが早いのです。

ストレスを消すために必要なこと

私ごときが高尚なことはとても言えませんが、一つだけ明確にわかっていることがあります。それはストレスを減らす以前に最初にしておかなけれいけないことがあるのです。それは「自分のことをどれだけ理解し、どれだけ受け入れるか」にかかっています。

この自分を理解するということが出来ていない人があまりにも多いと思います。あなたがもし自分を理解していない、あるいは理解しているものと勘違いしていたとすれば、人生において多くの決断ミスを起こし、ストレスや問題を抱え込むことになります。この「自分を理解する」ということはどのような意味なのでしょうか。

自分を理解するということとは

自分を理解するということは、自分のベースとなる考え方、性格的傾向、弱点、そして自分の本当の内に秘められた本心を知るということです。なぜこれが必要かというと、多くのストレスを抱え込む人の場合、以下のような傾向がありそれを自覚しないと、人生の決断を大きく間違え続けることになると私は思っています。

こんな傾向を持ってはいませんか?
  • 人に頼まれると断ることができない。
  • 人に助けを求められない。
  • すべて自分でしようとする。
  • 人のペースに流される。
  • 必要以上に責任感が強い。
  • 他人に気を使いすぎる。
  • 自分が疲れていることに気づいていない。
  • 自分の本心に気づいていない。
  • 他人の顔色をうかがい本心を人に言えない。
  • 何事も他人が悪いと、人のせいにする。
  • 人や自分に感謝できない。
  • 我慢ばかりしている。そうせざるを得ない状況。

この中にあなたに当てはまることが1つでもあれば、それはストレスを溜めやすい性格や、人に流されている可能性があります。もちろん程度の問題がありますが、程度が強い場合には特にストレスを溜めやすいといえるでしょう。

これらの要因を持っている人は往々にして、ある決定的に足りないものがあるからストレスや問題を抱えます。それは「自己肯定感」または「自尊心」(高飛車、プライドの意味ではない)ともいいます。

人は、自己を肯定し等身大の自分、ありのままでいいと思える気持ちが根本的に養われていないと、多くの決断でミスをしストレスを抱えます。自分を理解し、自分ならではの心の癖に気づくことがまず最初にしなければいけないことです。

もちろん、人に合わせたことで気分が良い、不満が無いのであれば、それは自分の気持ちに純粋に従った結果です。しかし不満が溜まるのであれば、それは本心を偽ったと言う証拠です。

無論、私もすべて綺麗事で済ます気持ちはありません。私も日々調整をする毎日です。ただ感情が自分の状態を表すセンサーのような物であることをここでは知ってほしいと思いました。 

『良い人』と『人がいい』は違う

「いい人」と「人がいい」は違います。人がいいということは、人に流されやすかったり、断りきれなかったりする傾向があります。これも程度問題ですが、傾向が強いと非常に問題です。

あなたは頼まれると断れない性格ですか?ハッキリと自分の意見を誠実に相手に伝えてしっかり断れる人は良いでしょう。しかし相手の機嫌を損ねたくない気持ちや、相手に嫌われたくない気持ちから、断りたい気持ちがあってもつい安請け合いしてしまうとすれば注意が必要です。

引き受けたことを良しとして楽しく実行できればよいのですが、心の中に不満があるとすれば、それは断れないことや、納得していないことが原因です。

大抵の場合それは相手に問題があるのではなく、自分の意思表示をハッキリしなかったことが原因です。もちろん、何でも嫌なものは断れという話ではありませんが、何でもかんでも引き受けていたらそれは疲れてしまいます。

勇気を持って断ることも時には必要です。それがどうしても出来ない場合はやはり自己肯定感が低い可能性があります。

自分の意思表示を誠実に示したことで憤慨するような相手は、それはあなたにとってはふさわしくない相手という証拠となります。仕事上の付き合いともなると簡単にはいきませんが、適切な距離感を持って調整したり、自分にとって良き理解者である協力者を増やすことなどで折り合いを付けることも必要でしょう。

離れられる相手であれば、即刻離れてしまいましょう。

自分に嘘をつかない

あなたは自分に嘘をついていませんか?本当は助けてほしいのに相手に迷惑がかかると悪いから、我慢したり、強がったりしていませんか?

本当は人に断わるべきことを断れない自分の性格の問題を、相手のせいや何かの理由で本質をすり替えていませんか?

自分の欠点から目を背けて生き続けるというのは歪みを発生させます。必ず不満が溜まり、それがストレスとなります。何を決断しても自分の気持ちに正直でないため不満が溜まります。

心の中に幸せは貯蓄してもいいのですが、不満やストレスは貯蓄してはなりません。自分に素直になることは良いことです。弱い自分(本音)を素直にさらけ出せる人は相手から信用されます。(弱音ばかり言えということではないです。)

人に助けを求めることも必要

例えば、介護疲れなどでストレスを溜めている場合など、自分だけですべてを抱えてしまってストレスを溜めている人がいます。専門家に相談はされましたか?行政に相談はされましたか?

今実行しうる可能な限りのサポートを調べることによって軽くなる負担もあります。定められた制度は上手に活用し自分の負担を軽くすることも、引いては相手のため、人のためになります。

介護の場合は何と言っても知識が重要です。介護のテクニック、介護施設や制度の知識の勉強が先決です。あくまで介護を例としましたが、多くの方が自分についての勉強不足、知識不足のために自己判断を謝って人生で損をしている場合があります。

適切な距離感はとれているのか?

仕事上や家族ということで、どうしても関わりを断てない人間関係も多々あります。その場合、相手との距離感や他者との協力を得られているのか、一度見直す必要もあります。

もちろん、お互いに建設的な話し合いができていない場合は、お互い腹を割った話し合いによって誤解が解ける場合もあります。どうにもならない問題でも、距離をとることができる場合は上手に距離を離して付き合うことも必要です。

それが他人であれば、なおさらです。無理に仲良くする必要もないのです。

まとめ

  • 社会や人は天気と同じ。
  • 変えられないものを変えようとしない。
  • 自分の対応や考えかたを変えたほうが早い。
  • ストレスをなくす前に自己肯定を確認する。(自分を知る)
  • ストレスを無くし自分を見つめ直すには学びが必要。

他に例を挙げれば本が1冊かけてしまいそうなほどいろいろあります。あまり自分と向き合ったことがなかったという人は書籍などでもわかりやすく学ぶことができます。

自分の人生が何故かわからないが生きづらい場合、或いは落ち込むことばかりの場合、考え方にちょっとしたズレがある場合があります。次の書籍は自己肯定を見直す上で参考となります。

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