あなたはマインドフルネスを知っていますか?
「マインドフルネス」
最近ではとても認知されてきた言葉ですので、すでに実践されていたり、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
知らない方のために、今日は私も実践しているマインドフルネスについて少しお話を。
マインドフルネスとは
マインドフルネスとは、シンプルにかみ砕いていえば、瞑想です。
その効果は瞑想による心のコントロール、ストレス解消、脳の疲労や集中力の回復のような効果もあります。
マインドフルネスのやり方については長くなるので、メンタリストDaiGoさんが動画で分かりやすくそのやり方を解説してくれていますので、記事の最後に動画を載せておきますので後ほどそちらをご覧下さい。
なぜ私がマインドフルネスを癌患者の方に知ってほしいのか?
正確にはマインドフルネスを知っていただき、そして是非実践してほしいのです。
これは患者さんだけでなく、ご家族もです。
癌は、患者も家族も不安にさせます。マインドフルネスは心を整えることにとても効果的です。
マインドフルネスはいわば禅と同じような仕組みですが、これが免疫力を引きあげることに役立つと私は考えています。
マインドフルネスはうつ病の人の治療や、病院によっては患者のケアにも活用されているところも出てきていいます。
私も実際にカウンセリングに大きく活用しています。
特にストレス耐性に関しては明らかに実践していくと獲得できる能力です。
それを続けていくと、次には感謝の気持ちまでつかみ始める人も多くいます。
不安やストレスを最小限におさえれば、それだけ免疫力にも良い影響があるからです。
特にアメリカはマインドフルネスの導入が進んでいて、治療だけでなく会社や軍隊でもメンタルケアに非常に役立つということで導入されています。
世界的企業Googleでも実践されていることでも有名ですね。
ストレスの多い日本の社会でも心理学やマインドフルネスがもっと実践されればどれだけ良い社会になるのかと常々思います。
癌患者の場合、マインドフルネスでどのような効果が期待できるのか?
人間は1日6万回~8万回も思考しているといわれていますが、
1日24時間、睡眠を8時間とした場合、残りの16時間の間にどんなことを感じ、考えて決断しているかで病気への影響も大きく変わると私は考えています。
マインドフルネスの基本は、自分の呼吸を意識し他の事を一切考えないようにすることのみです。
あくまで私の勝手な解釈ですが「気づきと無の境地」を目指すものです。
結果、気づけなかったことに気づき、心の洗濯のような効果が得られます。
実践していただければすぐに分かることですが、瞑想をすると真っ先に何か考え事が浮かんできます。
それを除外して呼吸に集中します。そうするとまた考え事や気になることが浮かんできます。
それをまた除外して呼吸に集中します。
基本はこれの繰り返しでいいのです。
これだけでも脳は鍛えられます。
長くマインドフルネスを続けていると脳にも変化があるようです。
・前頭葉の強化
思考力の強化やリラックス効果が高まる
・扁桃体の縮小
ストレス耐性がつく
癌患者やそのご家族の方の場合ですと、瞑想を実践しだすと、まずはじめに病気の不安や恐怖などが浮かんでくることでしょう。
それは当然です。
癌患者の方の多くは不安や恐怖と闘っています。そのご家族も同様です。
人間、不安やストレスに長くさらされていると免疫力が格段に落ちてしまいます。
それは確実に良くありません。
病は気からといいますが、免疫力に関しては本当に気持ちの影響が大きいのです。
しかし不安を完全に消すことは難しいです。当然です。不安は危機管理という点で、もともと人間に備わっている機能です。脳でいうと扁桃体という箇所がそれを司っています。
でもできるだけ不安な時間を抑えることで、健康を取り戻すために有利になることだけは間違いありません。
それは訓練で可能です。
マインドフルネスをしている数分は、頭に不安が浮かんできたらすぐそれに気づいて除外し、呼吸に集中する。そんなことを繰り返すことになるかと思います。
難しいと思われるでしょうが瞑想を繰り返していると、明らかに変化してくることを実感できるようになります。
楽観主義8割、悲観主義2割くらいが病気に打ち勝てるメンタリティではないかと感覚的ではありますが思っています。
人は訓練で変わります。
あなたの人生はあなたが主役です。主従関係でいえば「不安」よりも「病気」よりもあなたの方が立場は上です。
「不安に飼い慣らされるより不安を飼い慣らす」ように少しでもなってもらいたいのです。
是非マインドフルネスを取り入れてみて下さい。
よい行動をおこせばよい現実が起き始めます。
メンタリストDaiGoの「脳を鍛える マインドフルネス瞑想のコツ」①入門編