免疫力を高めよう!がん克服のためのページ

癌の知識、治療のあれこれ、免疫力、癌と向き合うメンタリティ、イメージング、食事、最先端医療などの情報をお届けします。

北斗晶さんの乳がんは現在完治に近いのか?発見のきっかけはうつ伏せ!?ステージ4でも腫瘍が小さくなった例!

f:id:immunityup:20180221115448j:plain

出典:https://ameblo.jp/hokuto-akira/

元女子プロレスラーで現在タレントとして大活躍されている北斗晶さん。北斗晶さんは2015年9月に乳がんで右乳房全摘手術を受けられました。

現在はタレント活動を復帰されて元気にテレビでも活躍されているお元気な姿をよく拝見します。

北斗晶さんの乳がんは現在完治に近づいているのでしょうか。そして乳がんの発見のきっかけは何だったのでしょうか。

今日は北斗晶さんの乳がんの状況や発見のきっかけ、そしてステージ4であっても治すためにできることなどにフォーカスしてみたいと思います。

 

 北斗晶さんの乳がんは現在完治に近づいているのか?

北斗晶さんは乳がんの手術を受けられた時の状況は、ご本人のブログによると乳がんのステージは2の後半ということでした。乳がんの手術は右の乳房の全摘といことで、思い切って確実な全摘という選択をされました。

北斗晶さんの乳がんの大きさ

北斗晶さんのブログによると、手術で切除した乳がんの腫瘍の大きさは直系2.5センチにもなっていたそうです。脇の下のあたりのリンパ節に転移があったということです。

ご本人のコメントでは、がんの進行が異常に早く1年でここまで大きくなってしまったと語っています。

乳がんの手術は無事成功!

手術は成功したのですが、がんの手術では時折見られるリンパ浮腫になってしまいリハビリを余儀なくされてしまったそうです。

リンパ浮腫とは、リンパ節を手術で取り除いた後にリンパの流れが変わってしまい、そこに異常おき、強いむくみが出てしまうことです。乳がんや子宮がんなどの手術の後や放射線治療の後遺症としてもリンパ浮腫が起きることがあります。

手術後は抗がん剤治療

北斗晶さんは乳がんの手術後は転移を意識して、強めの抗がん剤治療を行なったそうです。副作用で髪の毛が抜けてしまったことは報道などでもあったのでご存知の方も多いと思います。

いかに強靭な北斗晶さんでも強い抗がん剤治療は、副作用の吐き気や倦怠感、味覚障害が出てしまったそうです。抗がん剤の投与回数も当初のプランを変更し、投薬量を調整し、治療予定8回の予定が最終的には1回増えて、9回となったそうです。

 放射線治療も行なった北斗晶さん

抗がん剤治療の後、しばらくして放射線治療も北斗晶さんは行なったそうです。予防的措置なのか、ターゲットありきの治療なのか詳しいことは解っていません。ただリンパ節に転移していたということ、術後それほど経っていないことから予防的措置の可能性が高いです。

がん細胞は腫瘍をとっても小さな微小細胞が体内存在しています。放射線はそれを破壊する目的での治療でよく行われます。ただその際に注意が必要なことは、自身の免疫力です。

腸内環境がよくなかったり、もともとの体質であったり、ストレスや不安が強いと免疫細胞の活性度が下がってしまいっている可能性があります。がん患者の方で、抗がん剤治療や放射線治療で一気に弱ってしまう場合に、白血球の数値が低いままの人などがいます。

もちろん血液検査の結果、規定の範囲内であることを確認しての治療なのでよほど問題はないのですが、ダメージはやはり受けます。北斗晶さんは、現在はタレント活動を精力的に行なっておられ、元気に職場復帰されています。

治療は一端は終了している可能性がありますが、定期的な経過観察がまだしばらく続きそうです。状況からすると現在、完治はしていないと思われますが、ご本人いわく「薬で治していくので、あと5年、10年かな」と長期的なプランを覚悟で治療していくような前向きなコメントを残されています。

 

北斗晶さんの乳がんのきっかけはうつ伏せ?

北斗晶さんはどのように乳がんらしき異常に気づいたのでしょうか。そのきっかけが気になります。ご本人の話によると、一番初めに異変に気づいたのは、うつ伏せになって床に寝転んだときだったそうです。

うつ伏せで寝転んだ時に、右の胸に痛みを感じたことがきっかけと話しています。ただ北斗晶さんはその時は、家系にも乳がんはおらず、毎年マンモグラフィーもされているとのことで乳がんではなく、単なる胸が圧迫された痛みと思ったそうです。

しかも北斗晶さんの乳がんの腫瘍は位置が分かりにくい場所にありました。乳がんの腫瘍は乳頭の真下に出来ていたそうで、シコリ等を指で感じることが難しい場所だったそうです。

胸の異変を感じたころには、乳がんとは考えず乳腺の病気などを疑ったそうです。乳がんの場合は本当にできた場所によってはわかりにくい場合があるようです。指でマッサージしても腫瘍が小さめだったり、場所によっては気づかないことがあるそうです。

北斗晶さんの場合は、床にうつ伏せになった時に痛み、違和感があったということなので、ひょっとしたらそれも乳がんをチェックする良い方法なのかもしれません。

ただ毎年検査をされていたのに1年で2センチを超えてしまうというのは、やはり怖いものです。そう考えると、乳がんの検診は最低でも年に1回は必要ということになります。

現在も決して気を抜けない状況かもしれない北斗晶さんですが、是非持ち前の明るさと元気で完治を目指してほしいと思います!

そして忘れてはいけないのは、ブログでご自身の状況などを他の患者さんの参考になればと公開されている北斗晶さんの勇気やお気持ちに感謝です。

 乳がんステージ4でも腫瘍が小さくなった例がある!

現在、乳がん治療をされている方にお届けしたい情報があります。気休めなのかもしれませんが、乳がん治療の効果を高めるのに、糖質制限が効果的な可能性を示唆する研究があります。

これは日本で実際に行われたもので、食事の糖質を医師の管理の元、95%カットしてその他の必要な栄養を補いながら短期間でテストされた臨床です。

 多摩南部地域病院の古川健司先生が糖質をとことんカットし末期がんの患者さんに必要な栄養等を管理しながら治療をされた結果、ステージ4の乳がん患者さんの3センチの腫瘍が消失し、肺転移と皮膚転移の一部のがんの消失、その結果QOLが大きく改善した例があります。

臨床例

2016年の3月時点でこの食事療法を行なった重症のがん患者さんは22人でした。そのうち1人が亡くなり、1人が効果がなく亡くなられ、1人が事情により早期に中止、実質19人での治療となります。

この食事療法は『免疫療法ケトン食』と名付けられていますが、3ヶ月間この療法を行なった中で、がんの完全寛解(CR)が5人も出たそうです。そしてがんが30%以上消失した部分奏功(PR)が2人、がんの進行制御(SD)が8人、憎悪(PD)が3人だったそうです。

かなりの奏効率となっていて、がんの病勢コントロールとしては80%となっています。この臨床例としての症例数としてはまだまだ少ないのですが、ただ糖質制限の食事療法が8割の人に何等かの効果をもたらす可能性が示されたと思います。

とはいえ家庭ではちょっと難しい治療法?

ただこの免疫療法ケトン食は、かなりきめ細やかな医師の対応が必要となっているため、素人が無闇矢鱈にやるのは栄養的に難しいかもしれません。糖質を95%カットするとなると、素人ではちょっと難しいです。

やれることは他にもまだまだある!

ただこの研究から見えてくることはやはり、乳がんに限らず多くのがんはブドウ糖(グルコース)の摂取を減らすことは治療や予防にかなり有効な可能性が高いということです。しっかりと空腹時間をつくったり、糖質を必要最小限まで減らることは家庭でも可能です。

ステージ4でも食事療法でこれだけの効果があるというのはがん患者さんにとっても朗報です。詳細を知りたい方は、古川健司先生の本を読んでみてください。

かなり専門的な臨床から栄養学的な部分も細かく説明されています。私もこの本の影響でかなり新しい目が開けた気がします。

専門的な内容でありながら、素人にもわかりやすく書かれており、読みやすくなっています。栄養学的な部分や実際の臨床例が非常に希望が持てる内容となっています。

これを知っているか知らないかではかなり大きな差があると実感しています。現在、乳がんに限らず全てのがん治療をされている方、そのご家族の方にもお勧めしたい良書と思います!

 <参考となる書籍>

ケトン食ががんを消す (光文社新書)

ケトン食ががんを消す (光文社新書)

 

 まとめ

  • 北斗晶さんは現在も完治はしていない可能性が高いが治療は順調。
  • 北斗晶さんが乳がんを見つけたきっかけはうつ伏せだった。
  • ステージ4でも腫瘍が小さくなった例は実際に複数例ある。

北斗晶さんは現在もお元気で活動されています。完治はされていないかもしれませんが、きっと乗り越えてくださると信じています。がんは気持ちも大きく病勢に影響する病気です。

感謝心があり、心にかかえている闇が少なく、正直で前向きでアグレッシブな人ほど、がんや病気は良くなると私は確信しています。

現在、乳がん治療やがん治療をされている方は、古川健司先生の本は現実的で参考になります。今後の希望や大きなヒントに繋がるかもしれません。

 関連記事

www.kenkou-up.xyz

www.kenkou-up.xyz 

食事に含まれるアスパラギンががんの進行や転移を促す!?

食材イメージ

出典:https://www.pakutaso.com/

先日がんの進行や転移に関して食品が影響しているのではないかという興味深い記事が

イギリスの科学雑誌『ネイチャー』に掲載されました。

それによるとアスパラギンという成分がありますが、そのアスパラギンのが不足した状態だと、なんと乳がんの細胞の成長が阻害されるそうです。

今日は食品によるがんの進行や転移に影響について考えてみたいと思います。

 

がんの進行や転移を促す成分の発見?

がんの進行や転移を促すような栄養成分の発見というのは、これまでごくわずかしか聞いたことがなく非常に興味深いものです。その成分を控えることでがんの進行を遅らせたり転移を予防することができるのであれば朗報です。

その研究内容とはどのようなものでどのような成分ががんの転移や進行を停滞させることができるのでしょうか。

アスパラギンの不足で乳がんの成長を阻害させる?

ネイチャーに掲載されたその研究論文によると、『アスパラギン』が不足すると乳がんの細胞分裂の速度を遅くできる可能性が動物実験により発見されたそうです。

あくまで動物実験ということですが、特定の栄養素を阻害しただけの実験結果ということで、がんの進行、転移の可能性となると医薬品やがんを攻撃する機能のように難しそうな問題ではないので多いに期待が膨らみます。

アスパラギンとマウスによるがんの進行転移の研究内容

研究ではマウスに対して、アスパラギンを阻害する薬品と使ってみたり、低アスパラギンの食事を食べさせるというな実験をしたそうです。

特に何も対策を施さないマウスの場合、通常2週間から3週間で死亡するようですが、この実験によると、アスパラギンを抑えていたマウスはがんの進行や転移を予防、停滞させるのに一定の効果があったという話しです。

もしこの実験が事実であれば、がんの進行や転移を防ぐために新たな薬や食事の取り方など、がん治療の新しい可能性が広がります。

参考:BBCNEWS 海外サイト

アスパラギンとは

 アスパラギンとはアミノ酸の一種です。アスパラガスから発見されたためにこの名前がついたという話しです。

アスパラガスの名前に代表されるようにアスパラガスや肉類、大豆、魚介類、などに多く含まれている成分です。

アスパラギンの役目は人体にとって有害となるアンモニアを体外へ出す働きがあります。そしてアスパラギンは健康や免疫力にも影響するタンパク質の合成にも必要な栄養素です。

運動時の持久力の向上や新陳代謝を高める作用などもあるとされていて丈夫な体づくりには必要な栄養素といわれています。

アスパラギンの別の実験

アスパラギンの研究では90日間と一定期間に男女10名にアスパラギンを取り続けてもらったところ、男性では減量に効果がありました。

さらに脳や腎臓などの臓器の重量が増大したそうです。女性では血糖値やカリウム、血漿リン脂質が高くなったという研究結果が報告されています。

これによりアスパラギンは体感維持に一定の関係があり、必要以上に取り続けると血漿にも影響があるようです。

参考:NCBI 海外サイト

※血漿とは血液の中の液体成分。血液の55%が血漿でしめられている。

アスパラギンとアスパラギン酸は違う?

紛らわしいのですが、アスパラギンとアスパラギン酸は違う成分です。アスパラギン酸はアミノフェラーゼという酵素によってできるアミノ酸ということで、アスパラギンを加水分解するとアスパラギン酸ができるようです。

役目的には似ていますが一応違うものということです。この実験ではアスパラギンという話になっています。マウス実験でのアスパラギン酸との関連性はわかりません。

 

 がん転移と栄養素の関係解明がこれまでのがん治療の弊害に一石を投じるのか

これまでがんは手術で腫瘍を取りきったとしても、目に見えない微細ながん細胞は血流を通って転移し、そこで血管を新しく新生し増えていきました。

この転移を食事療法やアスパラギン阻害薬のような薬によって予防できるとなると、かなり革新的にながん治療になります。

乳がんに限らずがんの多くは、リンパ節に転移してしまった場合、腫瘍とリンパを取った後にがんの転移の予防的措置として抗がん剤などを使うことが今でもよくあることなのです。

抗がん剤の副作用で肉体的にも精神的にも副作用でダメージを受ける人が多く、経済的にも大きな負担となり問題となっています。がんの栄養となる物質にブドウ糖があげられますが、糖質オフががんの予防や転移に効果が高い可能性をこのブログでも記事にしてきました。

ここで新たにアスパラギンという可能性が出てきたことはとても良いことです。

食事でアスパラギンを控えることは難しい?

アスパラギンががんの進行や転移を抑えるとなると、食事から少しもアスパラギンを取りたくないと思ってしまう人もいるかもしれません。

アスパラギンですが、健康上は必要なアミノ酸です。極端に控えるべき段階かどうかはまだ研究段階ですし、明確な答えはまだ出ていません。まだ別の成分との絡みもあるかもしれませんし、研究段階なので情報には振り回されないように注意はしたいところです。

アスパラギンは肉類や大豆、牛乳、じゃがいもなどに含まれているごくありふれた成分です。完全に避けることは難しいですし、アスパラギンにはメリットも多く含まれています。

現状、がん治療をされている方の場合、食事療法に関しては、少なくとも糖質を控えることを基本とし、アスパラギンは摂りすぎにならないよう、バランスの良い食事を心がける程度で良いのかもしれません。

ここまでアスパラギンががんの進行や転移に関係している可能性はわかりましたが、今すぐできる療法になるのか期待をしてしまった私としては複雑な心境です。。。

まとめ

  • アスパラギンががんの進行や転移に関係している可能性がある。
  • アスパラギンはタンパク質の合成に必要で多くの食品に含まれている。
  • 今後アスパラギンを阻害する薬の開発がされるかもしれない。
  • 現状、がんの食料療法としては糖質オフの方が現実的。

アスパラギンという成分ががん細胞の活動に大きな関係があることを示唆する研究なのかもしれません。まだまだがんについては未知なる要素が隠れていることを感じる研究でした。

がんの進行や転移が抑えられる物質や薬などが開発されれば、がんに対する恐れが大幅に減ることは確実です。ただ現状の食事療法では、糖質オフががんの進行や転移を抑えるのに最も有効ではないのかと個人的には考えています。

 関連記事

www.kenkou-up.xyz

 

 

子宮頸がんの原因とは?ウィルス以外の可能性は?

がん細胞イメージ

がん細胞イメージ

 子宮頸がんは女性特有のがんですが、原因に大きく関係しているウイルスがあります。ヒトパピローマウイルス(HPV)が主な子宮頸がんの原因とされています。

今日は子宮頸がんの原因とされているウイルスやウイルス以外に原因があるのか注目していみたいと思います。

 

 子宮頸がんの原因にウイルス以外の可能性はあるのか?

子宮頸がんは膣から子宮へと通る道の部分である子宮頚部に発生するがんです。他の癌は比較的高齢者に増える傾向があるのですが、子宮頸がんは20代から30代の若年層にも発症が多いとされている特殊ながんです。

厚労省の調べでは、20代から30代や40代の女性に発生するがんの中で発症率が一番多いがんが子宮頸がんです。

子宮頸がんの患者数

子宮がん全体の罹患数が年間25,000人くらいとされており、子宮頸がんは10,900例という数字が出ています。罹患率は20代から40代がピークとなり、50歳以降の子宮頸がんの罹患率は横ばいです。(人口動態統計2014年参考)

f:id:immunityup:20180212220228j:plain

出典:https://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/uterine_cancer.html

グラフをご覧になるとわかるとおり、比較的若い世代に多く発症するのが子宮頸がんの特徴です。性交渉に活発な世代に子宮頸がんの罹患が多いことが予想されます。

子宮頸がんの原因

女性であれば子宮頸がんの原因はよくご存知と思います。冒頭でも述べたヒトパピローマウイルスが子宮頸がんの主な原因とされています。その理由に子宮頸がんに罹ってしまった人のおよそ9割の方がヒトパピローマウイルスを持っているのが理由です。

f:id:immunityup:20180212221419j:plain

出典:http://www.gene-lab.com/gas/hpv_1/about.html

ヒトパピローマウイルス(HPV)は主に性交渉で感染します。このウイルスの感染は決して稀なものではなく、ごく一般的に感染が起こりうるものです。

このヒトパピローマウイルスは免疫力が高い人であれば、通常体内からは除去されます。ただ継続的な感染や何等かの要因で免疫力が低い状態の場合が続くと、子宮頸部の細胞が前がん状態となり、さらに放置しておくことで前がん状態の細胞がやがて子宮頸がんになることが示唆されています。

前がん状態とは端的にいうと、がんになる前の細胞を指していいます。子宮頸がんは『異形成』(いけいせい)という前がん状態をとおり子宮頸がんになるといわれています。

異形成とは
細胞を顕微鏡などで観察して判断する際の病理学の用語です。細胞が「現状ではがんとは言えないががんに進行する確率が高い状態(前がん病変)」や「悪性・良性の境界にある状態(境界悪性)」であることを指します。病変の程度により、軽度異形成、中等度異形成、高度異形成に分類されます。

引用参考元:国立がんセンター

前がん状態には軽度から高度までのレベルがあります。前がんの状態レベルが中程度までは放置でも80%は正常細胞に戻る可能性が高いのですが、高度までいってしまうとそこから子宮頸がんに変化してしまう可能性が高くなるといわれています。

また喫煙も子宮頸がんのリスクに挙げられています。喫煙は血液を汚し免疫力も下げます。ヒトパピローマウイルスの感染と喫煙が重なれば子宮頸がんのリスクが上がることは容易に想像できます。

ですので喫煙は絶対に有害なのでしないように気をつけましょう。

子宮頸がん検診

細胞診検査

子宮頸がんの検診は、非常に簡単で子宮頚部に綿棒で細胞をこすりとって顕微鏡で診断する細胞診検査があります。やや大雑把な言い方で言えば、検査を受けた人のうち、100人に1人が要精密検査となります。(参考:国立がんセンター

さらにその中から子宮頸がんと診断される人の数は6%から10%程度といわれています。つまり子宮頸がん検診を受けた人が1000人いたら6人から10人くらいが子宮頸がんと診断されるということです。

ただ検診で早期発見ができれば、子宮頸がんはそれほど怖いがんではありません。それだけに、子宮がん検診は定期的に受けることが非常に意義があることだといえます。

ヒトパピローマウイルス(HPV)検査

そしてもう一つは子宮頸がんの大きな原因とされているヒトパピローマウイルス(HPV)の検査です。このウイルスがあるかどうかが子宮頸がんの発症に大きな要因となります。

ヒトパピローマウイルスに感染したからといっても即座に子宮頸がんになるわけではありません。ポイントは持続的に感染し続けることが最もリスクが高いといわれています。

免疫力がしっかり機能していれば普通はウイルスを除去できます。ストレスや体質的に虚弱であったり、継続的な性交渉による感染などが多ければ、子宮頸がんの発症リスクは高まります。

  • 子宮頸がんの検診は2年に1回は受けることが推奨されています。

子宮頸がんの症状

  • 基本的には無症状
  • 生理中以外での出血
  • 性行為中の出血
  • おりものの増加
  • 月経血の増加

 子宮頸がん通常無症状です。生理中でもないのに出血したり、性行為の最中に出血することがあります。その他におりものや月経血の量が増えたり長引いたりすることもあるようです。

出血がある場合は前がん状態、もしくはがん化してしまっている場合がありますので、早めの受診をしてください。不自然な出血は子宮の異変の大きなサインです。

参考:医師監修医療情報メディアmedicommi

子宮頸がんの原因にウイルス以外の可能性は?

現在、子宮頸がんの発生の元となるのは、ほぼヒトパピローマウイルス(HPV)で間違いないといわれています。ウイルス以外の可能性が現在のところ発見はされていません。

ウイルス以外に何かの遺伝子的要因や科学的要因がウイルスと関わって子宮頸がんになるといった可能性も無きにしもあらずですが、今のところそのような原因の可能性は報告はないようです。

ただウイルス以外に子宮頸がんに罹るリスクとしては、やはり免疫力の低下の影響がやはり大きいものと思います。ウイルスに感染していても免疫力が高ければ前がん状態の段階で正常細胞に戻すことができます。

とはいえ、どう考えてもヒトパピローマウイルスに感染しない為の対応が最も求められていることにあることは子宮頸がんに関しては間違いないことですね。

 関連記事

www.kenkou-up.xyz

まとめ

  • 子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)
  • ウイルス感染は性交渉が原因
  • 前がん状態中程度までの80%程度はがんに進展しない。
  • 避妊具の使用と継続的な子宮頸がん検診が予防の鍵
  • 免疫力が下がらないような規則正しい生活を心がける。

子宮頸がんの原因にはヒトパピローマウイルスが大きく関わっていることは間違いなさそうです。ウイルス以外の原因の可能性もまだ完全に否定はできまえんが、ウイルスに感染していない状態が長ければ長いほど子宮頸がんにはならないことがいわれています。

とにかく2年に1回の定期検査とウイルスに感染しない対応、そしてがん全般にいえる免疫力を下げないための規則正しい健康管理が必要です。