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なぜ人は癌になるのか?代表的な癌とその原因

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人間にとって癌とはある意味宿命のようなものです。

統計によると癌で亡くなる人は2014年の統計では約36万人です。

中でも胃がん、肺がん、大腸がん、女性では乳がん前立腺がんなども非常に多くの方が命を失っています。

今後は胃がんなどはピロリ菌の感染者の減少によってどんどん減っていくことがよそうされますが、乳がんや大腸がんは年々増加してきています。

 

そこには様々な要因があり、一言ではまとめきれないものがあります。

今日は主な癌の原因についてふれていきたいと思います。

 

癌になる原因

がんになってしまう要因は癌の種類によってもさまざまです。

代表的にな例をあくまで簡単ではありますが、シンプルに解説します。

 

老化

真っ先に挙げられる癌の原因としては老化です。

加齢によって免疫力や体力、人によっては気力もどんどん衰えていきます。

運動不足や食が細くなることもあり、十分な栄養や運動というデトックス効果も減っていきます。

そいったことが重なりやがてがん細胞がどんどん増えていく。そんな構図が考えられます。

 

ストレス(感情、心)

ストレスはすべての癌に影響します。

人の心、つまり脳は全身の臓器と神経でつながっています。

免疫細胞たちにも同然ストレスは影響を与えます。

脳内ホルモンのセロトニンなどがストレスで減ってしまうと、血流が悪くなり、胃腸の働きが落ち、免疫細胞などの働きが低下します。

長い期間ストレス環境が続くと当然がん細胞も増えていきやがては腫瘍となります。

 

遺伝子(体質)

癌自体がそもそも自分の細胞の突然変異です。

外から体内に入ってきたものではありません。

そのプログラムはいまだ多様に存在し、正確に把握はしきれていなのが現状です。

 

ウィルス

子宮頸がんや成人T細胞白血病のようにウィルスが原因となるがんがあります。

ひょっとすると、他の癌でも実はウィルスや特殊な化学物質が原因で発生しているものも、まだ研究で見つかっていないだけで存在するかもしれません。

 

代表的な癌の種類でみる原因

胃がん

先ほどお話した胃がんなどは近年の研究によってヘリコバクターピロリの影響が多分にあることがわかり、ピロリ菌の駆除によって大幅に罹患者が減り始めることでしょう。

とはいえ、胃がんの原因のすべてがピロリ菌だけではなく、ストレスや遺伝子の影響も2割~3割ほどあるといわれています。

 

大腸がん

大腸がんに関しては昔は肉の食べ過ぎなどを指摘する意見もありましたが、最近ではその判断は変わってきています。

アメリカでの一部文献によると、アルコールが大腸がんの発生に大きく影響している可能性が示唆され始めました。

これによる明確なメカニズムなどはまだわかっていません。

ただ癌は活性酸素の多い体質によって発生しやすいことだけは明白なことです。

アルコールは体内で活性酸素を多く発生させる原因になっていますので、大腸がんにアルコールが何らかの影響をしていても不思議ではありません。

 

前立腺がん

前立腺癌に関しては、世界がん研究基金と米国がん研究協会の調べによると、乳製品と前立腺癌の影響を示唆するデータがありました。

あくまで乳製品を過剰摂取した場合ということです。

乳製品の飽和脂肪酸、中でもミリスチン酸やパルミチン酸が前立腺癌に影響しているとみられます。

個人的には飽和脂肪酸だけで見た場合、乳製品だけでなく脂っこいものの可能性もあるので、乳製品だけが一概に前立腺に悪いとはちょっと言い切れないでしょう。

 何事もやはりバランスであり、過剰摂取は何でも良くないととらえましょう。

 

乳がん

乳がんの原因にはいくつかのリスク要因があります。

1)生理・生殖要因

初経年齢が早く、閉経年齢が遅い、つまり月経可能期間がどれだけ長いかが影響します。これは女性ホルモンの分泌量とも重なり合っています。

・初産が遅かったり授乳歴がない

これらも女性ホルモンとの絡みがあります。

2)生活習慣

もっとも乳がんのリスクを引き上げるものの一つに飲酒があります。

アルコールの摂取量が多い人ほど乳がんを発症しやすくなるといわれています。

甘いものばかりを食べている人も注意が必要です。ぶどう糖は癌のエサです。

3)遺伝

一親等の乳がん家族歴があると乳がんになる確率があがります。

・乳腺症を繰り返す

乳腺症を繰り返している人も乳がんに罹るリスクが上がるそうです。

 

肺がん

肺がんの約半数以上を締める腺がんの類はタバコの影響が色濃いです。

ヘビースモーカーであればあるほど、腺がんに罹るリスクは飛躍的にあがります。

最近では歌舞伎役者の中村獅童さん肺腺がんの治療をされていることが話題にあがりましたね。

そのほか、大気汚染に関わる物質であるPM2.5ベンゼン、カビ、なども影響があるといわれています。

高齢者で肺がんが多いのは、戦後の生まれの男性の喫煙率が80%と高く、またアスベスト排気ガスなどの影響も相当受けている可能性が高いことが容易に想像できます。

ただ肺がんでも2割くらいの人は非喫煙者です。タバコ以外の大気汚染物質、あるいは別の要因が関わっているものとみられます。

 

 

まとめ

あくまでざっくりと罹患率の多いがんについてその原因をみてきました。

いずれも老化がそもそも関わっていること、アルコールや喫煙、ストレスなどは工夫で減らしたり、避けたりすることができます。治療中の方は当然されていると思いますが、予防の観点からもこれらのリスクはできるだけ減らす工夫も必要です。

 

まだまだ他の癌や他の原因なども沢山ありすぎて、ここでは長くなりすぎて書ききれませんでした。

別の機会に、各がんについてより深く掘り下げて有効な対策や最新の治療法なども併せて掲載していきたいと思います。

 

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