免疫力を高めよう!がん克服のためのページ

癌の知識、治療のあれこれ、免疫力、癌と向き合うメンタリティ、イメージング、食事、最先端医療などの情報をお届けします。

小林麻央さんへ哀悼の誠を捧げます

 

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とても残念です。悔しい。

小林麻央さんが旅立たれてしまった。。。

聡明で前向きで明るく優しい人柄で、とても好きな人だったこともあり、とても悔しくて仕方ありません。

私は個人的な繋がりは無いのですが、心の底から応援しておりました。

いまだ、どこかこの現実を受け止め切れていない自分がいます。

残されたご家族のことを思うと辛いものがあります。

自分はこのことから、いったい何を学べば良いのか。一人考えています。。。

 

小林麻央さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

 

しかし、この一件から、どうして彼女があのような病気になったのか。

そのことばかりを考えてしまいます。

 

病気になるには理由があります。それは偏った食事、加齢、腸内環境悪化、運動不足、ウィルス、遺伝子の異常、化学物質、あるいは自分の人生を生きていなかったり(ストレスの蓄積や認知の歪み)と理由は様々です。人によっては原因をスピリチュアルな視点でとらえる人もいます。

このように、医学的には大まかな理由はありますが、仕組みは解ってきていても、真の原因や解決法はまだわかっていません。

彼女の場合、癌の中でも特殊なガンだったと私は思っています。

というのも、癌の進行がとても速いのです。

 

若くて代謝がいいから癌の進行が早いというのはまったくの間違いで、若い人に進行がんが多く発生するというのが正解です。高齢者でも進行の速い癌にかかってしまうと同じような状況になり得ます。

 

乳癌の場合、わずか2~3年で亡くなってしまうことは結構なレアケースです。

食事がどうだとかストレスがどうだとか、そういったことが通用するタイプの癌ではなかったように思います。他の癌とは仕組みが違うことはそういったことから感じていました。

医者でもなく、当事者ではないので詳細はわかりませんので、ここで談義しても仕方のないことなのですが、あまりにも進行が早い。。もちろんそういったケースはあるにはあるのですが。

 

おそらく彼女の癌は通称「トリプルネガティブ」といわれるタイプの癌、もしくはそれに似たタイプの癌だったのかと思います。癌は千差万別ですが、胃がんなら「スキルス」、大腸がんなら「デノボ」など、悪性度の高い癌は各臓器で必ず一つはあるものです。

 

通常乳癌の場合、進行してしまうとホルモン療法や分子標的薬を使っての投薬治療がセオリーなのですが、小林麻央さんの場合はそれらの薬剤が効かないタイプの癌だったのだと思います。ただ未確定な情報からなのであくまで勝手な想像の話です。

 

もちろんトリプルネガティブだったからといって不治の病というわけではありませんし、個人の体質も色濃く影響するのが癌です。

トリプルネガティブでも一度完解にいたって3年経てば再発率はグンと下がります。

ただ基本的には予後の悪いタイプの癌ということなので、こまめな検査をしておいたほうがよいのは間違いのないことです。

 

このタイプの癌は遺伝子の問題が圧倒的に影響しているであろうことは想像に難くないです。早期の段階に原発巣を切除していたら問題なかったかどうかは何とも言えません。

ステージ1でも急速に悪化してしまう人もいれば、ステージ4でも完解していしまう人もいます。

 

癌細胞は小さいです。血液に乗って全身に運ばれますので早期に取ったからといって、原因を正さないといずれはまた形を成して別の場所へ転移して現れる場合が多いのです。

腫瘍をとっても小さな細胞は体内に普通に沢山残っていますし、だれでも毎日体内で癌細胞は発生しています。

癌になる前とその後で、生活スタイルを変えなければいなけいのは再発を防ぐためです。手術をしてそれでまた依然と同じような生活をしていればいずれまた再発します。

 

癌にもいろいろあるということは、原因もそれぞれです。

麻央さんのタイプと同じような癌、そしてあらゆる癌の原因が解明され、より効果的な治療法が出てくることを切に願います。

 

いま乳癌を治療されている方にとっては麻央さんのことは励みでもあったと思います。

彼女が旅立ってしまったことでショックを受けておらる方も多いかもしれません。

ただ癌は千差万別です。一括りにできるものではありません。

気休めということではなく、治療以外に、メンタル、体力、食事なども回復には強く影響するものがあります。しっかりと自分の体がよくなっていくイメージングをして、免疫力を高く保つようにしてください。

笑うだけで免疫力があがるのは証明されているくらいです。

単なる精神論と馬鹿にするドクターもいますが、できることはしっかりコツコツ継続していくほうが健康に近づくのは確かなのですから、心と体の健康管理を日々実践してほしいですし、現在病気ではない方も、今一度生活習慣を見直してほしいと思います。

 

つくづくこう思います。

健康こそが最高の宝物です。

 

食の乱れはこころの乱れ

食の乱れは心の乱れ

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非常に暑いですね~。(^_^;)

私はまだ扇風機で過ごせていますが、エアコンを稼働させる日も近いでしょう。

暑い日は食欲が落ちてしまいますね。

夏はついつい食が乱れがちになってしまいます。

 

そこで今日は心と食の関係についてお話します。

 

あなたは普段どんな食事を好んでいますか?

あなたは毎日どんな食を心がけていますか?

まったく考えていませんか?しっかり選んでいますか?

和食主体ですか?洋食主体でしょうか?

ファーストフードやインスタント食品が多いですか?

 

人間はおもしろいもので、若い頃は味の濃いファストフードなどを好んで食べる人が多いです。

しかし30代~40代以降からは、だんだんと食の好みも変わっていきます。

肉体労働でもしていない限り、高齢になると脂っこいものは苦手になります。

体が必要としなくなり、食べ物を消化する能力も低下してくるためです。

 

もしあなたが40代以上であって、ファストフードや脂っこい食事を頻繁に食べているのであれば、ある意味お若いといえますが、そろそろ気をつけた方が良いでしょう。

気をつけた方がよいのは、食事だけではありません。

 

自分のメンタリティに関しても同じ事が言えます。

 

心が落ち着いていて、しっかりとした考え方が出来ている人は、どちらかというとヘルシーであっさりした食事を好む傾向にあります。あくまで私の主観ではありますが。

 

逆に心が乱れていてストレスが貯まっていたり、落ち着きのないイライラした状態の人ほどファストフードを好む傾向にあります。

 

それは脂っこい刺激的な物を食べると、脳が快感物質である様々なホルモンの分泌を促進し、気分が良くなるからです。

一見そのことに問題は無いようにも思えますが、頻繁に食べるとなると肉体の健康だけでなく、心の健康にもあまりよくありません。

 

つまり脳のバランスを常にファストフードで調整することになってしまうということです。

そうなってしまうと、ファストフード=精神安定剤といった構図ができあがってしまうのです。

つまりストレスでお酒に走る人、ギャンブルに走る人と基本的な構造は同じです。

 

特に若年層でもないのに、ハンバーガーやラーメンを食べたくて仕方ないような人は、非常に心に問題を抱えている可能性があるかもしれません。

うつ病患者に関していえば、心が乱れてしまい、そういったジャンクフードを好んで食べる人がいます。

 

うつ病患者の多くは幼少期からの環境によって形成されたメンタリティに問題が多いのですが、食事の栄養が偏っている人も非常に多いのです。ビタミンやミネラルは脳への影響も大変大きく、うつ病の治療でも食事の重要性が見直されています。

 バランスの良い食事をすることで、脳への影響も変わってくると私は考えます。

 

普段あなたが食べている食事の内容から、自分の心の状態をある程度読むことができますので、是非ご自分で確認してみてください。

 

食事の傾向に問題があると気づいたのなら、自分はいったいどのような気持ちなのか、どのような問題を抱えているのか、しっかり認識をしてください。

怒っているのか、不安なのか、悲しいのか、寂しいのか、辛いのか等々。

 

健康は、心と体が共にそろってはじめて健康といえます。

すべては今の心と体の状態を認識するところから始まります。

 

心は免疫力に多大な影響を及ぼします。

ですから、健康を回復しようとするなら心の状態を客観的に認識することが大切です。

 

参考となる書籍

心の持ち方 完全版 (ディスカヴァー携書)

心の持ち方 完全版 (ディスカヴァー携書)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後確実に減少していく癌の種類

今後確実に減少していく癌の種類

 

今日は今後確実に減少していくであろう癌の種類についてお話しします。

がんにもいろいろありますよね。

まだまだ医療は発展途上であり、ストレートに治せる癌はほとんどありません。

とはいえ、少なくともいくつかの癌については、現代医学の力で封じ込めつつある癌があります。

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グラフは部位別の癌死亡率のデータです。

水色の線が胃がんで、黄色の線が肝臓癌です。

どちらも停滞、減少傾向になってきています。

 

ご存じの方も多いでしょうが、胃がんの原因の8割はヘリコバクターピロリという菌が原因です。

消化器科で検査をして、早めの治療をすれば大幅に胃がんへの罹患率は下がります。

60歳代以降ではピロリ菌の感染率が非常に高いので検査は早めにしておくことをおすすめいたします。抗生剤の投与で大半の人はピロリ菌を除去できます。

 

肝臓がんは肝炎ウィルスが大きな原因です。もちろん過度の飲酒や、食事、運動不足、などによって脂肪肝になり、脂肪肝から肝炎、そして肝硬変へと移行してしまうと癌になる確率は高まります。いずれにせよ効果的な薬剤が誕生したことでウィルスを除去しやすくなり、肝臓癌は今後確実に減っていくと思います。

 

いずれは血液1滴で簡単にどちらも診断できる時代が来そうです。

それにはまだ今しばらく時間がかかりそうですが、今でも胃と肝臓は検査で状態を知ることが比較的容易なので、是非ご自身の状況を把握しておきましょう。

 

 

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