癌治療 余命宣告ってどうなの?
末期癌と診断された癌患者の方にとって余命を告げられることはとても過酷な経験です。
たいていの人はショックで頭の中が真っ白になったとよく言われます。
私は、ただただ告げるだけの余命宣告には基本的には大反対です。
よほど根っからのポジティブな性格でなければ、心理的にはマイナスの影響の方が強いように思います。
たしかに本人に余命を隠し続けてしまうと、本人が本当にしたかったことなどが出来なくなるということもわかります。
とはいえ、メンタル的に落ち込み治療に影響がでるという性格の人は、あらかじめ医者に余命に関しては聞きたくないと、そのことを伝えておきましょう。
医者は治療に関しては専門家ですが、心に関しては専門家ではありません。
心の相談は医者よりはカウンセラーの方が良いです。
余命の期間は全くあてにならない
余命を聞いてしまって辛い気持ちになってしまい自暴自棄になる人も決して少なくはありません。
癌になると半分以上の人が何らかのうつ傾向になるといわれています。
しかし、わたしから言わせれば余命なんてまったく気にしなくていいいです。
余命宣告はあくまで病院での統計データの平均です。
それも抗がん剤治療などをした人のデータが大半です。
抗がん剤治療をしなかった人や代替医療や放置を選択した場合などのデータは入っていません。
それに癌治療では明らかに個人差がでます。
余命を宣告されて落ち込む人と、開き直って明るい人とでは結果が全く違うことも珍しくありません。
余命半年といわれ何年もご健在であったり、場合によっては寛解してしまう人の話を私も実際に何人も聞いてきましたし、身近にもそういった人がいます。
余命を告げられた方は、余命期間をあまり真に受けないようにしてください。
余命を気にすれば体はそのように近づきます。
それでもあなたは余命を気にしますか?
癌が体から消えていくイメージを日々行い、癌になる前の生活習慣に問題があれば可能な範囲で調整してください。
何より心と体のバランスを保つことを最優先してください。
体力的に可能であるならば、規則正しい生活、気持ちの良い運動(体力の維持強化)、イメージング、毎日笑うなどなど、やるべきことはしっかりあります。