あなたは筋トレをしていますか?運動ががんの予防やがんの治療に効果があることをかつてこのブログでも記事にしましたが、筋トレはどうなのでしょうか。
先日それについて興味深い記事がありましたのでとりあげてみたいと思います。筋トレは有酸素運動と同じく、がんの予防効果に大きく貢献するというデータが出ています。
今日はがんの予防、がんの治療の側面からも筋トレが有効であることに注目してみたいと思います。
筋トレはがん予防に非常に効果が高い
筋トレは癌に対して何らかの良い効果があるのでしょうか。そういう疑問をお持ちの人もいると思います。運動はがん予防に非常に効果があることは、先日書いた下の記事でもわかることです。
がん予防に効果があるということは、必然的にがん治療にも運動は貢献することが結びつます。もちろん、運動ができる状態の人でないと意味がありません。体力が著しく消耗していたり、治療の影響で体にダメージがある場合を除きます。
しかしそうでないのなら、運動は明らかなに病気の予防には効果的なのです。では運動とはいっても筋トレの場合はどうなのでしょう。
アメリカの疫病専門誌『アメリカン・ジャーナル・オブ・エピデミオロジー』では、日常的に筋トレをしている人にはガンによる死亡リスクがなんと31%も低いという記事が掲載されていました。
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これによると、イングランドとスコットランドの健康調査で1994年~2008年までのデータで30歳以上の成人によるがんの死亡との関連を調べたそうです。
調査対象となった人たちの人数は80,306人ということです。調査の結果、筋トレをしている人のがん死亡リスクが31%も低いということが導き出されたそうです。
これにはトレーニングジムの筋トレマシンで行う筋トレだけでなく、自分でスクワットや腕立て伏せ、腹筋、背筋などを行う筋トレもがんの死亡リスクが下がるそうです。
この31%のがんリスク低下という数値ですが、アメリカのペンシルバニア州立大学での研究結果からも同様の数値が導き出されたそうです。
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ペンシルバニア大学での調査内容は、調査機関は1997年から2001年の約15年のデータを使い、65歳以上の成人に限定して筋トレをしている人とそうでない人のがん死亡リスクの差を調べたそうです。
もちろん、過去の病歴などの影響もあるので、そのあたりのデータの考慮が必要ではあるが、その結果筋トレをしている人の方が全死因の31.6%死亡が少なかったとあります。
なぜ筋トレはがん予防や体に良いのか
筋トレを日常的にしていると、なぜがん予防に良いのか具体的な科学的プロセスはまだわかっていません。これはあくまで私の勝手な予想ですが、筋トレに関しては様々な利点があります。
一つは体温の上昇です。体温が上がればその分免疫細胞の活性度は上がることがわかっています。単純に血の巡りの悪い人と良い人では、どちらが健康的かは誰でも想像がつきますよね。
それに筋肉があるとうことは新陳代謝が高く、活性酸素にも強い体ということです。体力があるということは、すべてにおいて有利です。病気の回復も早いですし、披露の回復も早い。そういったこともガン死亡リスク低下の要因にあるのだと単純に想像がつきます。
特殊なホルモンや何らかの作用の影響だとかそういった専門的な解明はこれからのことです。いずれにせよ、ウォーキングなどの適度な運動や筋トレは体に良いということだけは明らかです。
肉体労働の方はすでに運動を仕事でしてしまっているので、体のケアの方に力を入れたほうが良いでしょう。そうではない方はできる範囲で体は鍛えたほうが断然病気に強くなります。
癌などは体力があるかないかで病気が治るかどうかに影響します。自身にあったペースで体力をつけるための算段が必要です。がん治療中の方は医師の許可を得てから運動をしてください。
私が日頃自分でやっている簡単なエクササイズ
私としては、なかなかトレーニングジムで体を鍛えるということが、やらされている感があり、億劫うでやっていません。
ということで私の場合は外の風景を写真に収めたりして散歩したり、大手スーパーへ買い物に行って沢山歩いたりします。結果として1時間や長いと2時間ほど出歩けばそれなりの運動になっています。
決して大掛かりな運動をして体を鍛えるところまでしなくても健康維持効果はあると思います。ただ雨や都合によってはどうしても外出できない場合におすすめの運動があります。
それは「その場ウォーキング」です。
要は自宅でその場所でそのまま足を上げて歩く振りをするということです。動画ではしっかり足を上げていますが、足の上げ具合は体力に応じてでいいと思います。
私の場合は、何か考え事をする場合に「その場ウォーキング」をよくやります。
動画ほど足は上げすにダラダラと行います。ただ時間は15分ほどやってしまいます。
高齢者の方には3分間これをすることをおすすめします。
でも可能であれば、外へ出てウォーキングを毎日30分は行いましょう。それくらいやると体力がついて病気に負けない体づくりになります。
家事をされている主婦の方はそれだけでウォーキングレベル以上のことをしているとおもいます。ただ主婦の方は筋力が足りていない人が多いので、腕や腹筋、脚力などを重点的に鍛えることをしたほうがよいのかもしれません。
もちろん、筋力をつけるためにはしっかりと食事でタンパク質を摂ってください。そうしないと良質な筋肉や免疫力は高まりません。
まとめ
- 筋トレはウォーキング同様にがんの予防効果が高い。
- がん治療は体力が必要なので、筋トレは有効。
- ご自身にあったレベルで無理のない運動を継続的に行うことがおすすめ。
筋トレもがんに効果があることがわかりました。下手な健康食品に頼る前にできることっていくらでもあるような気がします。
いずれも地味ではありますが、癌に関しては、加齢だけでなく日頃の生活習慣の影響や運動で予防することが可能な癌が多いです。地味でもコツコツ継続してやっていくことの中にも、真の健康を取り戻す秘訣があるのかもしれません。